ペテカン・本田誠人の追悼公演、濱田龍司が初演出に挑む「たかえ先生への手紙」

朗読劇「たかえ先生への手紙」が、7月27日から8月1日まで東京・「劇」小劇場で上演される。

これは、今年1月に死去したペテカンの本田誠人の追悼公演として行われるもの。劇中では、かつての教え子から届く手紙を読むことを楽しみにしている、たかえ先生の物語が展開する。年を取り、自分で手紙が読めなくなったたかえ先生は、手紙を読むお手伝いとして朝子を雇う。朝子と、彼女をたかえ先生のもとに連れてきた郵便屋の圭太郎には、ある企みがあり……。演出をペテカン主宰の濱田龍司が務め、出演者には南野陽子、山口智恵、小飯塚貴世江、そしてペテカンメンバーの大治幸雄、長峰みのりが名を連ねた。

濱田は「彼が亡くなる一月ほど前、この企画の話を本人から聞きました。そしてその時に直接彼から演出を僕にやって欲しいと頼まれました。勿論彼が生きている前提で、何かあればすぐに電話して相談するからと言う約束で引き受けました」と公演の経緯を話し、「しかし、本田誠人よ、随分とハードルを上げてくれたなぁ～。僕が初めて演出する作品がこのタイミングですか……いや、言い訳は進歩の敵！ みんなに楽しんでもらえる舞台を素敵なお三方と一緒に作ります!!」と意気込みを述べた。なお、初日となる7月27日公演は、Vimeoを介して生配信される。