黒柳徹子&藤井流星が年の差カップルに、G2上演台本・演出「ハロルドとモード」

3

3141

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1039 1903
  • 199 シェア

「ハロルドとモード」が、9月30日から10月14日まで東京・EX THEATER ROPPONGI、16日から18日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。

上段左から黒柳徹子、藤井流星(ジャニーズWEST)、下段左から森川葵、小林大介、石丸謙二郎、高島礼子。

上段左から黒柳徹子、藤井流星(ジャニーズWEST)、下段左から森川葵、小林大介、石丸謙二郎、高島礼子。

大きなサイズで見る(全3件)

「ハロルドとモード」ビジュアル

「ハロルドとモード」ビジュアル[拡大]

「ハロルドとモード」は、1971年にアメリカで公開された映画「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」をもとにした喜劇。コリン・ヒギンズが脚本を手がけた同作はこれまで、ストレートプレイ、ドラマリーディング、ミュージカルなど、形態を変えて上演されてきた。

昨年にはG2の上演台本・演出で朗読劇として立ち上げられ、黒柳徹子が79歳の破天荒な女性モード役、生田斗真がモードに恋をする19歳のやんちゃな少年・ハロルド役を演じた。今回は、昨年に続きG2の上演台本・演出で朗読劇として上演され、モード役に再び黒柳が、ハロルド役には新たにジャニーズWESTの藤井流星が挑む。このほかの出演者には、森川葵、花組芝居の小林大介石丸謙二郎高島礼子が名を連ねた。

「ハロルドとモード」(2020年公演)より。

「ハロルドとモード」(2020年公演)より。[拡大]

上演に向け、G2は「キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも俳優の息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に多いに笑っていただき、そして最後は……。人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず」とコメント。黒柳は、かつて「ハロルドとモード」の舞台を観客として観たときのことを「笑いと涙が交錯して、とっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣く事もあるのです」と振り返りつつ、「是非、ご覧ください。お待ちしています」と来場を呼びかけた。

藤井は「朗読劇は初挑戦ですが、素敵なキャストの皆さんとご一緒出来る事が光栄ですし、凄く楽しみです。見に来て頂ける方に『ハロルドとモード』を楽しんでもらえる様に頑張ります!」と意気込みを述べた。チケットは、東京公演が8月28日、大阪公演が9月19日のそれぞれ10:00に一般発売される。

G2コメント

朗読劇に全く興味はありませんでした。ですが、徹子さんの「どうしても『ハロルドとモード』をやりたい」という熱意に共感し、昨年、この作品を朗読劇として台本も新たに「今までにない朗読劇を」のスローガンのもと上演しました。たくさんのお客さまに喜んで頂きましたが、「朗読劇ではなく、普通の芝居を見ているようだった」という感想が圧倒的に多かったのが印象的でした。また私自身、徹子さんの演じたモードがあまりにもキュートすぎて心を奪われてしまうという事件も起きました。

今年、キャストを一新しての再演にあたり、ハロルド役には奇才(と私は勝手に思い込んでますが)藤井流星くんを迎えます。同じ台本・演出でも、作品に必ずや新たな息吹をもたらしてくれることでしょう。私も心を更地にして取り組む所存です。

キュートな装置、グラマラスな衣装、ハートフルな音楽、そして何よりも俳優の息の合ったやりとり、ちょっぴりブラックなジョークの連発に多いに笑っていただき、そして最後は……。

人間や人生についてピュアに感じることができる舞台、生きている素晴らしさを実感できる時間をお過ごし頂けるはず。

黒柳徹子コメント

昨年の朗読劇は、私にとって初めてと言っていい経験でしたけど、皆さまの想像力をいっぱいにさせる、素晴らしいものだと知りました。装置がなくとも、動きがなくても、皆さまの想像力が、それをはるかに上回る、とわかったのです。

好評につき、今年もやらせて頂くことにしました。おもしろいお婆さんモードと、青年ハロルドとのラブストーリーです。ハロルドは、お金持ちの息子ではありますが、孤独で、「人生、死んだ方がまし」と考えているような手のかかる青年です。でも、変わってるモードに対しては、心を許していきます。

昨年は、ハロルド役を生田斗真さんにやっていただきましたが、今回は、ジャニーズWESTの藤井流星さんにお願いしました。

私が、「ハロルドとモード」の舞台を最初に見たのは、1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんのマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯して、とっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。喜劇でも、最後には、泣く事もあるのです。

是非、ご覧ください。お待ちしています。

藤井流星(ジャニーズWEST)コメント

今回の出演が決まり、とても嬉しかったですし、朗読劇と聞き、驚きと新しい経験が出来る事にワクワクしました。前回は事務所の先輩でもある生田斗真くんがやられていた役なので、同じ役を演じる喜びと同時にプレッシャーもあります。そして、黒柳さんとご一緒できることは凄く驚きました。小さい頃からテレビで拝見していた雲の上の存在というイメージで、まだ共演をする実感が湧いていないのですが、貴重な機会を頂けた事に感謝していますし、色々と学ばせていただきたいです。この作品は、最初は変わり者の少年とファンキーな老婦人に見えますが、その裏には様々な事情もあり、話が進むにつれ見えてくる人間らしさや、モードが発する一言一言がぶっ飛んで聞こえるのですが、実際は凄く考えさせられるもので、そこが魅力だと思います。舞台は、映像と違いリアルタイムでお客さんの反応が返ってくるので、緊張感もありますが逆にそれが楽しくもありますし、毎公演、勉強になります。

朗読劇は初挑戦ですが、素敵なキャストの皆さんとご一緒出来る事が光栄ですし、凄く楽しみです。

見に来て頂ける方に「ハロルドとモード」を楽しんでもらえる様に頑張ります!

この記事の画像(全3件)

「ハロルドとモード」

2021年9月30日(木)~10月14日(木)
東京都 EX THEATER ROPPONGI

2021年10月16日(土)~18日(月)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

作:コリン・ヒギンズ
上演台本・演出:G2
出演:黒柳徹子藤井流星(ジャニーズWEST) / 森川葵小林大介 / 石丸謙二郎高島礼子

全文を表示

読者の反応

  • 3

Miru @HawkMoon0806

黒柳徹子&藤井流星が年の差カップルに、G2上演台本・演出「ハロルドとモード」(コメントあり) https://t.co/SnfdF5uAxx

ちょっとまって朗読劇????????

コメントを読む(3件)

関連記事

黒柳徹子のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 黒柳徹子 / 藤井流星 / コリン・ヒギンズ / G2 / 森川葵 / 小林大介 / 石丸謙二郎 / 高島礼子 / ハロルドとモード/少年は虹を渡る の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします