COCOON PRODUCTION 2021+大人計画「パ・ラパパンパン」が、11月3日から28日まで東京・Bunkamura シアターコクーン、12月4日から12日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。
本作では、2016年に
“ゴージャスでファンタジックなミステリーコメディ”を掲げるこの作品は、鳴かず飛ばずのティーン向け小説家(松)を中心とした物語。あるとき彼女は雰囲気に流され、書き方もわからないのに「本格ミステリーを書く!」と宣言してしまった。作家は、担当編集者(神木)に手伝ってもらいながら「クリスマス・キャロル」の世界を舞台にし、そこに登場する極悪非道の貸金業者・スクルージ(小日向)が殺される、というミステリーを考え始める。しかし「やっと書き終えた」と安心して寝ようとした瞬間、彼女は「彼は犯人じゃない!!!」と気付いてしまい……。
松尾は「僕がこれまで作ってきたものとは趣を変えた、一大エンターテインメント作品が立ち上がる予感、それしかしていません」と藤本やキャスト陣に期待を寄せる。藤本は松尾から「エンターテインメント精神に満ちたゴージャスなミステリーコメディ」をリクエストされたことを明かし、「なんですかそれ。そんな芝居があったら観たいです。でも、そんな芝居を書けたなら幸せです。いえ、私はとっくに、この上なく幸せです。松尾スズキにコメディの脚本を依頼されたのですから」と喜びを述べた。
松尾の舞台に初参加する松は「どんな芝居になるのかまだ誰も、松尾さん以外?わかりません。でも、きっと、必ずや、、、頑張ります」と意気込む。松尾が演出を手がけた「キレイ―神様と待ち合わせした女―」以来、2度目の舞台出演となる神木は「今回2回目。やはり今から緊張しています。松尾さん、そしてキャストの皆様の胸をお借りする思いで、全力で挑みたいと思います。ひたすら頑張ります」とコメント。さらに小日向は「ワクワクしながらシアターコクーンの舞台に立てますように。松尾君、藤本さん早く台本ください!!」と期待を述べた。
チケットの一般販売は、東京公演分が9月12日、大阪公演分は11月7日にスタートする。
松尾スズキ コメント
数年前に藤本さんと初めてテレビで仕事をさせていただき、そのコメディセンスと洗練されたストーリーテリングに「これは勝てない」と感動し、お友達になっていただきました。それ以来、俳優として出演ばかりしている関係でしたが、このたび、初めて藤本さんの戯曲を演出するという長年の夢がかなうのです。出演者も松さん、神木くん、小日向さんを初め、盤石とも言えるつわ者が一同に介し、僕がこれまで作ってきたものとは趣を変えた、一大エンターテインメント作品が立ち上がる予感、それしかしていません。コロナの時代だからこそ、困難に明るく立ち向かいたいものです。
藤本有紀 コメント
松尾さんから与えられた最初のキーワードは「ゴージャス」でした。ゴージャスなミステリーをつくりたい。極上のエンターテインメントにしたい。でも一番大事なことは、それがコメディであること。「エンターテインメント精神に満ちたゴージャスなミステリーコメディ」。なんですかそれ。そんな芝居があったら観たいです。でも、そんな芝居を書けたなら幸せです。いえ、私はとっくに、この上なく幸せです。松尾スズキにコメディの脚本を依頼されたのですから。
キャストをご覧いただければおわかりのように、すでにゴージャスです。絢爛豪華なエンターテイナーがそろっています。目標の半分は達成されたも同然です。残りの半分「ミステリーコメディ」に「ファンタジー」をつけ加えて書いてみました。クリスマスの近づくころ、みなさまに楽しんでいただけましたら幸いです。
松たか子 コメント
松尾スズキさんの舞台に、初めて出演させていただくことになりました。
横文字の登場人物達、有名なクリスマスソング、二重構造の物語、、、。その中に自分がいることが許されるのか、まだドキドキしています。
「リトル・ドラマー・ボーイ」を頭の中で鳴らしながら、ただただ稽古、本番に向けて、突き進んでいきたいと思います。
どんな芝居になるのかまだ誰も、松尾さん以外?わかりません。でも、きっと、必ずや、、、頑張ります。
神木隆之介コメント
人生2回目の舞台です。
そして、松尾さんの作る作品にまた携われることが、この上なく光栄です。前回参加させてもらった「キレイ-神様と待ち合わせした女-」では、とんでもなく緊張していましたが、松尾さんがリードしてくださり、やり切ることができました。今回2回目。やはり今から緊張しています。
松尾さん、そしてキャストの皆様の胸をお借りする思いで、全力で挑みたいと思います。ひたすら頑張ります。
小日向文世コメント
初めて松尾君の作・演出の舞台に参加してから17年が経ちました。50歳の時でした。
人生経験を重ねればすこしは楽になるのかなと期待してたけど舞台の厳しさと大変さは今も変わらない……。不安はますます膨らみます。
でもとにかく楽しみたい。ワクワクしながらシアターコクーンの舞台に立てますように。
松尾君、藤本さん早く台本ください!!
COCOON PRODUCTION 2021+大人計画「パ・ラパパンパン」
2021年11月3日(水・祝)~28日(日)
東京都 Bunkamura シアターコクーン
2021年12月4日(土)~12日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
作:藤本有紀
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