空晴の“特別番外公演”が開幕、岡部尚子「出来ることを出来る形で」

「空晴 特別番外公演 三本立て『ふたり、静かに』2バージョン～西Ver.＆東Ver.～『一番の誕生日！』～空晴特別バージョン～」が、6月23日に大阪・in→dependent theatre 1stで開幕した。

これは、空晴が昨年中止になった公演をバージョンアップし、“特別番外公演”として実施するもの。本公演では「ふたり、静かに」2バージョンと、「『一番の誕生日！』～空晴特別バージョン～」が回替わりで披露される。

作・演出を担う岡部尚子は、開幕に際し、「いつでも止まれる状態で進める。そうしてようやく初日を迎えることができました」「出来ることを出来る形で、今はそれだけです」と思いを述べ、「お客様の前でお芝居をできる幸せを噛み締める役者と、さらにはスタッフさん制作陣。どこを見ても幸せな空間です。ありがとうございます」とメッセージを送った。

大阪公演は6月29日まで行われ、7月2日から4日まで高知・ミニシアター蛸蔵、7日から11日まで東京・駅前劇場にて上演される。なお、本公演では後日配信も行われる予定だ。

岡部尚子コメント

捲土重来！

と、去年延期した公演をただの延期にしたくないと言う気持ちで

二本立てを三本立てに

二都市を三都市に

リーディングをお芝居に

シーンを追加して改訂に

などなどと、欲張り、ただの延期でも再演でも終わらせないっ！という公演になりました。

差し迫ってくると……結局状況は元には戻っておらず、客席は半数、公演の数日前まで本当に開催できるのか……そんな不安もつきまといましたが

いつでも止まれる状態で進める。

そうしてようやく初日を迎えることができました。

ゲストをたくさん迎えて三本立て！とは言え、稽古も本番も入れ替わりで全員が揃うことはほぼないんですが、公演的には賑やかな企画にはなりました。

出来ることを出来る形で、今はそれだけです。

お客様の前でお芝居をできる幸せを噛み締める役者と、さらにはスタッフさん制作陣。

どこを見ても幸せな空間です。ありがとうございます。

作品も、こちらを見ればあちらも。一回見たら、また二回目も。そんな「空晴」ならではの作品となっています。

オンライン配信も予定してますので「ぜひ！」

空晴劇団員はほぼ出ていないのに、空晴。

空晴では書かないような内容なのに、空晴。

そんな「ふたり、静かに」

そして空晴の若手中心にして、何度も上演をしてきた作品の渾身の最新形態「一番の誕生日！」

楽しんでいただけると思います。