これは
「人は美談に殺される」をキャッチコピーに掲げた本作では、人類の平均寿命が50歳まで低下した未来が描かれる。人々は早すぎる死を恐れ、自分の死に様に“美談”を求めるようになっていた。依頼人の要求に応じて美談を作る“美談作家”は花形職業としてもてはやされ、売れっ子は巨万の富を築いている。あるとき、駆け出しの貧乏美談作家と出会った大御所の美談作家は「私のために、この世で一番くだらない美談を書いてくださらない?」と依頼し……。
脚本・演出も務める高羽は「思いがけず上演日程が一年後ろ倒しになったことで、作品と現実社会とのほどよい『距離感』が醸成され、よりパワーアップしたんじゃないかと思っております」とコメントしている。チケットの一般販売は11月上旬にスタートする予定だ。なお本公演では舞台手話通訳を田中結夏が担い、全ステージが手話通訳と字幕付きで上演される。
高羽彩コメント
今年の1月に延期になってしまった「美談殺人」が、12月に満を持しての上演となります!(1月に延期になってしまった経緯は劇団サイトをご覧下さい)
この物語は人の死に際を演出するための「美談」が商品として流通している世界が舞台です。長い自粛生活の間、実際の体験よりも画面上の文字列が人間の心を大きく動かしてしまう瞬間を何度も体感してきました。創られた物語が人を動かす力の、良い面だけでなく恐ろしい面も描きたい、そんな思いからこの作品は生まれました。
思いがけず上演日程が一年後ろ倒しになったことで、作品と現実社会とのほどよい「距離感」が醸成され、よりパワーアップしたんじゃないかと思っております。
全ステージ手話通訳・字幕付きの情報保障とバリアフリー対応も、充分な準備期間を得ることでより万全に、お客様をお迎えいたします!
どうぞご期待下さい!
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