7月に東京・新橋演舞場で上演される「おあきと春団治~お姉ちゃんにまかしとき~」のリモート合同取材会が昨日6月15日に行われ、主演の
本作は、明治、大正、昭和の大阪を舞台に、上方落語の爆笑王として知られる桂春団治と、その姉・おあきの数奇な運命を描く作品。本作は5月21日から6月6日まで大阪・大阪松竹座でも上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となった。
現在大阪で稽古中の藤山は「ようやく1本のお芝居として筋が通ってきて、それぞれの役の性格や人生が現れてきました。それまでは“闇鍋”みたいに手探りの状態で大変でした(笑)」と笑顔を見せる。春団治のイメージを問われた藤山は「春団治さんは、父の藤山寛美がよく演じさせていただいていましたが、チャーミングでカリスマ性のある方だったのではないでしょうか。常識面はちょっと欠如していたかもしれませんけど(笑)」と述べ、記者たちの笑いを誘った。
過去に春団治の妻・おとき役を演じた経験のある藤山は、今回演じる春団治の姉・おあきについて、「規格外な弟を支え続けた人。私も作品の中で弟に愛情を注いでいけたら」と意気込みを語り、「(春団治役の)
姉弟の父である河田友七役の
藤山は「テレビもなかった時代、厳しい芸の道を歩んだ大阪の芸人さん、そしてそれを支え続けたお姉ちゃんの姿を通して、はかなくて、さみしくて、楽しいお芝居にできたら」と目標を掲げる。また最後に「感染症対策は万全に、上演に向けてお稽古しています。ステイホームでストレスが溜まっている方もいらっしゃると思いますが、喜劇を観て笑っていただけたらうれしいです」と観客にメッセージを送った。
「おあきと春団治~お姉ちゃんにまかしとき~」の公演は、7月3日から26日まで。
「おあきと春団治~お姉ちゃんにまかしとき~」
2021年7月3日(土)~26日(月)
東京都 新橋演舞場
脚本:
演出:筒井庸助
キャスト
おあき:
桂春団治:
「和泉家」大旦那:いま寛大
サーベル:
原田ウメ:
桂文枝:
河田友七:
ほか
関連記事
自称 ラ・マンチャの男 数詞 一 @torayosa
「おあきと春団治」主演の藤山直美、西川きよし&忠志に「コツコツ親子最高!」 https://t.co/2JSvV0g1HL #スマートニュース→大阪松竹座公演が中止にがっかりだす。