ウンゲツィーファが演劇を軽量化して持ち運ぶプロジェクト始動、野外演劇「トルアキ」

ウンゲツィーファによる持ち運び式演劇プロジェクト UL（ウルトラライト）演劇公演「トルアキ」が、6月17日から20日まで神奈川・図鑑houseで上演される。

持ち運び式演劇プロジェクトは、“今まで行ってきた演劇公演が重すぎた”という考えに至ったウンゲツィーファが、演劇の軽量化を図り、身軽に演劇公演を持ち運び上演する試み。本プロジェクトは、上演を積み重ねることで経験を積み、演劇を“より持って行きづらいところ”まで持って行くことも目的としている。

本橋龍が脚本・演出を手がける「トルアキ」では、とある出版社の事務所を舞台にした物語が展開。作家と、そのパートナーは、文芸誌のコンクールに出す小説の打ち合わせのため、編集者と打ち合わせをしていた。小説は作家の実体験をもとにした内容だったが、編集者はコンクールで勝ち進むためにエピソードの校正を提案してきて……。

出演者には、黒澤多生、豊島晴香、藤家矢麻刀、本橋が名を連ねた。なお公演は屋外のスペースで行われる。客席はないため、立ち見か、地面に座って鑑賞する形となり、アウトドア用の椅子の持ち込みは可能。また雨天時も決行される。