本作は、“ミステリーの女王”と呼ばれる世界的推理小説家アガサ・クリスティが手がけた法廷劇。今回は小川の新翻訳、新演出で立ち上げられる。容姿端麗な青年レナード(小瀧)は、大富豪で独り身の婦人を撲殺した容疑で起訴される。無罪を主張するレナードだったが、状況証拠は不利なものばかりで、あえなく逮捕されてしまう。敏腕検事のマイヤーズ(成河)が事件を担当することになり、いよいよ法廷が開かれる。唯一のアリバイを証言するはずだったレナードの妻ローマイン(瀬奈)は「彼から『婦人を殺した』と告白された」と、“検察側の証人”として話し始め……。
小瀧、瀬奈、成河のほか、出演者には
小瀧望コメント
作品のお話を聞いて、ぜひ! やりたいと思いました。改めて読んで、書かれたクリスティ自身も気に入っている作品というのも納得のとても面白い作品だと思いました。
演出の小川さんと稽古場で、色々話しながら作り上げていければと思います。小川さんとご一緒できる時間を楽しんで、また先輩方との芝居のコミュニケーションも楽しみです。
僕の演じる青年・レナードについては、節々に狂気的な愛を持った人物だな、と感じました。僕自身、知らない自分に出会えそうです。全く違った僕をお見せできると思います。
まだまだ、気の抜けない状況で、我慢をしていただくところもありますが、生で感じるエンターテイメントのすばらしさを伝えていくことも、僕の使命だと思っています。生の演劇に触れて、生の役者のパワーに触れて欲しいと思います。
劇場では、傍聴席にいるような気持ちで、ぜひ傑作ミステリーを楽しんで下さい。
瀬奈じゅんコメント
このお話を頂いた時、とにかく興奮しました。
出演するのが夢であった「検察側の証人」という作品である事。
そして何より、小川絵梨子さんの演出であるという事。
今はまだその興奮が収まりきっていない状態ですが、共演者の皆様と共に、しっかりと誠実に稽古を重ねて参りたいと思います。
このような状況下ではありますが、足をお運び頂けたら嬉しく思います。
成河コメント
心から信頼する小川絵梨子さんの演出、頼もしく力強い共演者の方々と一緒に、新しい時代の「検察側の証人」を創れることを嬉しく思います。時代を経ても決して古びることのないアガサ・クリスティのこの法廷ミステリーを、さらに今回新翻訳で、より今の私たちに近しいエンターテイメントとして甦らせる事が出来るのではないかと期待しています。出口の見えない不安な日々に少しでも、上質な娯楽、前向きで建設的な思考を、皆さんと共有出来るよう、気を引き締めて稽古に臨みたいと思います。お楽しみにお待ちください。
「検察側の証人」
2021年8月28日(土)~9月12日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター
2021年9月16日(木)~20日(月・祝)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2021年9月23日(木・祝)~28日(火)
大阪府 枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール
作:アガサ・クリスティ
翻訳・演出:
キャスト
青年レナード・ボウル: ※初出時より、配役の表記を一部変更しました。
ローマイン・ハイルガー:
ウィルフリッド卿:
首席秘書カーター / 判事:
ハーン警部 / 警官:
ワイアット博士:
グリーダ:
クレッグ / 看守:
裁判書記 / 廷吏:
ジャネット・マッケンジー:
事務弁護士メイヒュー:
検察マイヤーズ:
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法廷劇「検察側の証人」に小瀧望・瀬奈じゅん・成河、小川絵梨子が新翻訳&演出(コメントあり) https://t.co/T4vmoBxTdw