明日海りおが男装のヒロインに、ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」上演
2021年5月5日 10:00
15 ステージナタリー編集部
明日海りお主演のミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」が、10月10日から31日まで東京・東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)で上演される。
福山庸治の同名マンガを原作にした本作は、音楽座が1991年に初演したミュージカル。劇中では、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが実は女性だったら?というフィクションの物語が展開する。女性が音楽家になれなかった時代に、音楽の才能を持って生まれた少女・エリーザは、男の子・モーツァルトとして育てられ、時代の寵児として宮廷でもてはやされるようになる。宮廷作曲家のサリエリはモーツァルトの音楽に否定的だったが、一方でモーツァルトを、目のそらせない存在として認めていた。やがてモーツァルトは、下宿先の娘・コンスタンツェと結婚するが、女であることがバレてしまい……。
今回は演出を小林香が務め、主人公のモーツァルト / エリーザを明日海、サリエリ役を平方元基、大劇場支配人でモーツァルトの友人・シカネーダー役を古屋敬多(Lead)が演じる。明日海は演じる役との共通点を「私の場合は宝塚時代に、葛藤などなしに好き好んで男役を演じておりましたので、その経験が生かされるかと言うと、少し違うかもしれませんが、ただ、エリーザが、初めてドレスに身を包む時の恥じらいや、女性として扱われた時に目に映る景色は、きっと誰よりもリアルに、自身とリンクして演じられるのではないかと、楽しみにしております」と語りつつ、「彼と彼が魂を捧げた音楽、彼とそれぞれ登場人物、ピュアでありながら壮絶な関係性を、歌に、お芝居に乗せてお届けできたらと思います。私にとりましては、難関への挑戦が目白押しになりそうですが、どうぞご期待下さいませ」とコメントした。コンスタンツェ役は、7月中旬に発表される予定だ。
明日海りおコメント
音楽座作品は、昨年「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)まで飛んだ」を知って大変興味がありましたので、お話をいただいて嬉しく思っております。
今作では、ヴォルフガング・モーツァルト、男として育てられたエリーザを演じます。私の場合は宝塚時代に、葛藤などなしに好き好んで男役を演じておりましたので、その経験が生かされるかと言うと、少し違うかもしれませんが、ただ、エリーザが、初めてドレスに身を包む時の恥じらいや、女性として扱われた時に目に映る景色は、きっと誰よりもリアルに、自身とリンクして演じられるのではないかと、楽しみにしております。
この作品以外にも、ミュージカル等で様々な描かれ方のある、モーツァルト。彼と彼が魂を捧げた音楽、彼とそれぞれ登場人物、ピュアでありながら壮絶な関係性を、歌に、お芝居に乗せてお届けできたらと思います。
私にとりましては、難関への挑戦が目白押しになりそうですが、どうぞご期待下さいませ。
ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」
2021年10月10日(日)~31日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)
原作:福山庸治「マドモアゼル・モーツァルト」
演出:小林香
キャスト
モーツァルト / エリーザ:明日海りお
サリエリ:平方元基
シカネーダー:古屋敬多(Lead)
ほか
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