7月に東京・シアタークリエで上演される「SHOW BOY」の合同取材会が4月中旬に東京都内で行われ、主演を務める
2019年に初演された「SHOW BOY」は、ウォーリー木下が原案・演出、登米裕一が脚本を手がける作品。今回は初演から続投となるふぉ~ゆ~のほか、高田翔、中川翔子ら新キャストも出演する。劇中では豪華客船を舞台とした物語が描かれ、ふぉ~ゆ~の面々はそれぞれキャバレーのスタッフ、見習いマジシャン、ギャンブラー、中国人マフィアに扮する。
2021年版「SHOW BOY」にキャッチコピーを付けるなら?と記者から質問されると、越岡は「“エンドレスSHOW BOY”ですかね。(「Endless SHOCK」の堂本)光一くんに申し訳ないんですが、まねさせてもらって(笑)。僕はこの作品が本当に好きなので、10年後も“エンドレス”で上演できていたらうれしい」と思いを口にする。福田は「“そうだ、ふぉ~ゆ~を観にクリエに行こう”。気負わず『行ってみよう』くらいの気持ちで観てもらえたら」と呼びかけた。また辰巳は「“(自分たちは)ショーマンではなく、SHOW BOYだ”」と言い、「ふぉ~ゆ~はもう三十代ですが(笑)、今も夢を追いかけている途中だから“ボーイ”かなと。夢中になれることがあれば青春できるんだという思いがあります」と胸の内を明かした。
さらに松崎は「“ザ・フライアウェイ”です! ふぉ~ゆ~も11年目となり、もっと高く飛んでいこうという思いを込めました。ジャニーさんのところまで気持ちを届けるつもりでやりたい」と熱弁を振るい、「こんな感じでどうですか」と記者たちに自信に満ちた表情で問いかける。報道陣から「素敵です」と声が上がると、越岡から「皆さん甘やかしすぎです」と鋭いツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。
ふぉ~ゆ~の面々は、前回の「SHOW BOY」以前にもシアタークリエの舞台に立っている。同劇場の舞台に出演することについての思いを聞かれ、松崎が「個人的に観客としては、帝国劇場に行くのは少し勇気がいるけどクリエはより気軽に行ける印象。その舞台に立つふぉ~ゆ~にとっても安心感があり、しっくりくる会場です」と話すと、越岡も「『ジャニーズ銀座』では初めてふぉ~ゆ~が前に出てライブをやりました。僕も安心感と“ホーム感”を感じています」とうなずく。
福田は「ジャニーズ銀座」を「ファンの皆さんも楽しんでくれて、スタッフさんに怒られるくらい盛り上がった」と思い出し笑いをしながら振り返る。辰巳も「とにかく思い出が詰まった劇場」と述べ、「1番覚えているのは、『ジャニーズ銀座』で初めてジャニーさんに褒めてもらったこと。公演の合間にお寿司屋さんで『これ以上食べたら踊れない!』というくらいお寿司を食べさせてくれて、『あそこがよかった、ここがよかった』と絶賛してくれました」と懐かしそうにエピソードを紹介した。
上演に向けた意気込みを改めて尋ねられると、福田は「これからふぉ~ゆ~が成長していく中で、今が一番面白い『SHOW BOY』をお見せできるはず。最高だからみんな観たほうがいいよ!という思いで取り組みたい」と自信をのぞかせ、越岡は「初演のときに観られなかったお客様もいると思うので、いろいろな方に観てもらえる機会があるのはうれしいです。この作品にはいろいろな人同士が支え合い、助け合う姿が描かれているので、今こそ観てもらいたい」とメッセージを送る。
さらに辰巳は「初演のとき、僕らが一生かけてやる作品になるのではと思った」と話し、「僕らはどこかで少年隊さんの『PLAYZONE』に憧れている。『SHOW BOY』はああいうふうに長く続く舞台になれるかもしれない。だから再演の喜びというより使命感が大きいですね」と言葉に力を込めた。
最後に発言した松崎が「みんなの話と似ていますが……」と切り出すと、越岡が「じゃあ終わりでいいかな?」と茶々を入れて笑いを誘う。松崎は「いや、言わせて!?」とツッコみ、「ジャニーズにもこういうグループがいると知ってほしい。登場人物はみんな挫折を経験しているので、1人ひとりのキャラクターにフォーカスして楽しんでもらえたら。僕も客席で観たいくらい楽しみです!」とコメント。これを聞いた辰巳が即座に「どうぞどうぞ! じゃ、マツ(松崎)の代わりを探そうか」とまぜっかえすと、松崎は「いや、舞台にいさせて!?」と言い返し、会場にはひと際大きな笑いが起きた。
「SHOW BOY」の東京公演は7月1日から27日まで行われ、30日から8月1日まで大阪・新歌舞伎座、8月7日には愛知・名古屋市公会堂でも上演される。東宝ナビザーブでの東京公演チケット先行抽選予約は、4月30日まで受付中。一般販売は5月8日にスタートする。
「SHOW BOY」
2021年7月1日(木)~27日(火) ※廣瀬水美の「瀬」は旧字が正式表記。
東京都 シアタークリエ
2021年7月30日(金)~8月1日(日)
大阪府 新歌舞伎座
2021年8月7日(土)
愛知県 名古屋市公会堂
原案・演出:ウォーリー木下
脚本:登米裕一
音楽:和田俊輔
振付:HIDALI、AOI MATSUO
出演:
高嶋菜七(東京パフォーマンスドール)、辰巳智秋、桐島十和子(PiXMiX) / 田口恵那、門間めい、遠藤令、廣瀬水美、金川希美、高瀬雄史、東間一貴 / 瀬下尚人 / 中川翔子
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