フランス文学者・演出家の渡邊守章が、4月11日に胸部大動脈瘤破裂のため死去していたことがわかった。88歳だった。
これは、渡邊が2013年度まで教授・所長を務めていた京都芸術大学舞台芸術研究センターの公式サイトで発表されたもの。葬儀等はすでに近親者のみで執り行われ、しのぶ会については後日発表される予定だ。
渡邊は1933年生まれ。東京大学やパリ第三大学での教授職、放送大学副学長などを経て、東京大学名誉教授、放送大学名誉教授、京都芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員を務めた。演出家としては、ジャン・ラシーヌ「悲劇フェードル」、ジャン・ジュネ「女中たち」、アルフレッド・ド・ミュッセ「ロレンザッチョ」、泉鏡花「天守物語」などを手がけた。近年は、2016年、2018年に、ポール・クローデルの「繻子の靴-四日間のスペイン芝居-」を自身の翻訳・構成・演出で上演したほか、2009年から京都・京都芸術劇場 春秋座で行われている「春秋座ー能と狂言」シリーズの企画・監修を行っていた。
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