デラシネラ古典名作劇場第3弾「はだかの王様」が、高知公演を経て、3月26日から28日まで東京・滝野川会館にて上演される。
本作は、高知・高知県立美術館製作による
小野寺修二コメント
デラシネラ古典名作劇場、シリーズ三作目となりました。
二作目の「ドン・キホーテ」で分厚い本を皆で奪い合い我先にと読むシーンがあります。ある子どもが言いました。「本に何も書いていない!」真っ白なページの本を取り合っていたのです。マイムは誠心誠意「はだかの王様」とも言えるなと思いました。ただの棒を何かに見立てたり、実際ないものを演者と観客で結託した結果見えてくる豊かさについて思います。
童話「はだかの王様」は、複数人が共有する「幻想」を否定する(最後、子どもが真実を指摘する)ことを主軸としていますが、今作は忖度の糾弾という切り口ではなく、真実と嘘、現実と妄想のあやふやな境界線について、そして空想礼賛に大きく舵を切っています。
「はだか」をどう取るかは意見の分かれるところですが、「はだか」だったとしても良いじゃない、というのが今の心境です。
ステージナタリー @stage_natalie
デラシネラがセリフを用いず、身体表現のみで「はだかの王様」を上演(コメントあり)
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