菅田琳寧(
「陽だまりの樹」は
開幕直前取材には、手塚良庵役の菅田、伊武谷万二郎役の
時代劇への出演が、長年の夢だったと話す菅田は「ずっと黒髪をキープして、ピアスも開けていなかったので、この話をいただいたときは、“来た! 自分を信じてよかった!”と思いました(笑)」と笑顔を見せる。また今回の公演で、菅田は三味線や日本舞踊に初挑戦した。「僕はギターを弾くときはレフティなので、そういう部分でも三味線は苦戦しました。日舞も、普段やっているヒップホップとは全然違うから、慣れない動きが多くて。稽古前に集まって、みんなで練習したりしました」と稽古場でのエピソードを述べる。
早乙女は、菅田の印象を「ものすごく真面目な方」と表現し、「稽古後も、毎回樫田さんにわからないところを聞きに行っていて。台本がメモで埋まっていました」と明かすと、ダンカンもそれにうなずき「(菅田は)忍耐強くて、諦めない。ちなみに僕も三味線を弾くんですけど……僕のはエアー三味線です(笑)」と話し、周囲の笑いを誘った。
日比演じるおせきは、手塚良庵と伊武谷万二郎の2人から思いを寄せられる。そのことに日比は「そもそも原作のキャラクターも魅力的なんですけど、お二人が演じることによってますます魅力的になり……本当にすごいことになっています(笑)!」と見どころに触れる。
今作が初舞台となる阿達は「まだちょっと緊張しているんですけど……太田東斎役が阿達慶でよかったなと思ってもらえるよう、がんばります!」と意気込みを述べる。一方、本作を「今のご時世にやる意義がある作品」と表す太田は、「役柄的にも琳寧を支えるポジションなので、千秋楽まで彼のことはしっかりサポートしていきたい」と言葉に力を込めた。
最後に、菅田は来場者に向けて「内容は今の時期とも少し重なる部分もあるかと思います。作品を通して、命の大切さを改めて考えていただけたら」と語り、初日を前に堂本光一と上田竜也に連絡したことを明かした。「光一くんは『おめでとう、がんばれ!』、上田くんは『ステージに立ってスポットライト当たれば、お前がスターだから。堂々とやれ』と。その言葉を信じて、堂々とステージに立ちたい」と気合い十分な様子を見せた。
上演時間は約2時間。公演は3月14日まで行われたあと、27・28日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでも上演される。
「陽だまりの樹」
2021年3月5日(金)~14日(日) ※手塚治虫の「塚」は旧字体が正式表記。
東京都 ヒューリックホール東京
2021年3月27日(土)・28日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
原作:
上演台本・演出:
出演:菅田琳寧(
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はやた @super_submarine
琳寧が主演舞台の記者会見で話してくれた、上田くんからの励ましお言葉が良すぎて何度も噛みしめてる
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