6・7月に東京、大阪で上演されるパルコ・プロデュース「目頭を押さえた」の合同取材会が、2月中旬に東京都内で行われ、W主演の筒井あやめ(
2018年に初演された「目頭を押さえた」は、iakuの
取材当日が初対面となった筒井と秋田は、今作で高校3年生のいとこ役を演じる。記者からお互いの第一印象を尋ねられると、筒井は「お綺麗で笑顔が素敵な方だなと思います」とはにかみながら秋田に視線を送る。照れ笑いを浮かべつつ、秋田が「筒井さんは年下とは思えない落ち着いたオーラがあって、おしとやかで……品があります!」と称賛すると、筒井は「私は人見知りなので、落ち着いて見えているんだと思います(笑)」とコメントし、場を和ませた。
オファーを受けた際の心境について、筒井は「乃木坂46として2度、舞台を経験させていただきましたが、それ以外で演技経験がなく、今回オファーをいただいてびっくりしました。たくさん学べる機会なので、いろいろ吸収したいです」と目標を掲げる。今作が初舞台となる秋田は「今から緊張しています。お稽古から本番までの期間も長いので、たくさん勉強させていただきたいです」と真摯に語った。
今作では、林業と“喪屋における葬儀”という村の伝統を担ってきた中谷家と、その親戚で、8年前に都市から越してきた杉山家を軸とした物語が展開。杉山家の娘・遼を筒井、中谷家の娘・修子を秋田が演じる。筒井は「遼は、気持ちをあまり表に出さないところが自分と似ている」と明かし、「遼は写真を撮ることが大好きで、夢に向けて一途でまっすぐ。私も幼い頃から、書道やそろばん、ピアノなど習い事を長く続けてきたので、そういう部分も似ています」と述べる。秋田は自身が演じる修子を「元気で明るく、人見知りしない子」と評し、「私自身は人見知りをするほうなので、(修子を)尊敬しています。修子は、遼が撮影する被写体になる役ですが、私もモデルをしているので、そこが共通点ですね」と笑顔を見せた。
横山の戯曲では、関西弁でのテンポの良い会話がたびたび繰り広げられる。今回、関西弁での演技に初めて挑む愛知出身の筒井は「乃木坂の同期の早川聖来が大阪出身なので、関西弁にはなじみがあります」と微笑む。一方、京都出身の秋田は「家族や地元の友達と話すときは関西弁です。関西の会話のテンポの速さ、ノリ、間をわかっているからこそ、お芝居するうえでもがんばりたいです」と意気込んだ。
最後に筒井は「私の憧れの先輩である生田絵梨花さんは、映像でも舞台でも活躍されていて、演技に対するストイックな姿勢がカッコいいなと思っていました。今回は私もたくさん学んで、殻を破って成長した姿をお見せできたら」と言葉に力を込める。秋田は「親戚たちがワイワイと会話する作品ですが、最後まで予測できない展開になるので、楽しみにしていてください」と観客にメッセージを送った。
「目頭を押さえた」の公演は、6月4日から7月4日まで東京・東京芸術劇場 シアターイースト、7月6・7日に大阪・サンケイホールブリーゼにて。
パルコ・プロデュース「目頭を押さえた」
2021年6月4日(金)~7月4日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
2021年7月6日(火)・7日(水)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
作:
演出:
出演:筒井あやめ(
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【会見レポート】横山拓也×寺十吾「目頭を押さえた」、筒井あやめ&秋田汐梨「殻を破って成長した姿を」
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