「アカシアの雨が降る時」が、5月15日から6月13日まで東京・六本木トリコロールシアターで上演される。
鴻上は出演者3人に厚い信頼を寄せつつ、「おかしくて、かなしくて、切なくて、わくわくする家族の物語の始まりです。ご期待下さい」とメッセージを送った。チケットの一般販売は4月3日10:00にスタート。
鴻上尚史コメント
「ローリング・ソング」を2018年に上演した時に、久野綾希子さんに感動しました。演技も人柄も歴史も、すべてひっくるめて感動して、ぜひ、もう一度、久野さんとご一緒したいと熱望しました。それがやっとかないました。久野さんは笑いを取る芝居をそんなにやってきてないとおっしゃるのですが、信じられないぐらいの抜群のコメディエンヌで、それもまた、久野さんと一緒に芝居を創りたいと思った理由です。久野さんが演じるのは、自分のことを20歳の大学生だと思い込み、自分の孫を大学時代の恋人だと信じる女性です。その孫役には、「テニスの王子様」をはじめとして多くの舞台を経験している期待の若手、前田隆太朗さん。演技に対する真剣さとエネルギーの強さが素敵です。そして、彼の父親、久野さんの息子を演じるのは、カムカムミニキーナの主宰者であり、劇作家・演出家の松村武さん。カムカムミニキーナのお芝居で自由奔放に演じている姿を見るたびに、いつか僕の作品に出ていただきたいと思っていました。ということで、素敵な三人に集まっていただきました。自分のことを20歳の大学生だと信じた母は、恋人と信じる孫と共に70年代初頭のキャンパスに帰ろうとします。医者は、決して患者の妄想を否定してはいけないと言います。じつは、息子である父は離婚していて、孫である息子は離婚の原因をめぐって父とずっと対立してたのです。けれど、息子と孫は大慌てで、その幻想が壊れないように母を守ろうとします。おかしくて、かなしくて、切なくて、わくわくする家族の物語の始まりです。ご期待下さい。
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久野綾希子さんの出演舞台の遺作となったのは鴻上さんの
「アカシアの雨が降る時」
かもしれない…。
ご冥福をお祈りいたします。
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鴻上尚史の新作は、久野綾希子×前田隆太朗×松村武が紡ぐ家族の物語
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