梅津瑞樹の一人芝居「HAPPY END」開幕、「あとは良いものを見せるだけ」

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梅津瑞樹が出演するSOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」が、昨日2月17日に東京・シアターサンモールで開幕した。

SOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」より。(撮影:金丸圭)

SOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」より。(撮影:金丸圭)

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左から梅津瑞樹、粟島瑞丸。(撮影:金丸圭)

左から梅津瑞樹、粟島瑞丸。(撮影:金丸圭)[拡大]

SOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」より。(撮影:金丸圭)

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東映が企画・プロデュースするSOLO Performance ENGEKIは、“最少人数”のキャスト・スタッフで一人芝居を上演するプロジェクト。その第1弾となる今回は、宮本武史の脚本、演劇集団Z-Lionの粟島瑞丸による脚色・演出で、梅津の一人芝居を立ち上げる。本作で描かれるのは、100年後に人類が滅ぶことが発表された日に誕生した、小山内風太の物語。人類が滅亡を回避すべく、さまざまな策を講じる中、風太は勉学に励み、友人を作り、役者になるという夢を抱きながら、ごく日常的な生活を送るが……。

SOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」より。(撮影:金丸圭)

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SOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」より。(撮影:金丸圭)

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本作で、梅津は風太の十代から八十代までを演じる。開幕に際し、梅津は「めちゃくちゃ緊張しています。ですが稽古場ではずっと(脚色・演出の粟島と)ふたりで濃密な時間を過ごさせていただき、しっかりしたものが出来たなという手応えもあるので、あとは良いものを見せるだけだという気概です」とコメントし、粟島は「ゲネプロを見て『これはイケるな!』と思いました」「見どころは各セクションの本気度。役者が各年代を演じることもそうですし、映像しかり音楽しかり、全てのスタッフが全てを出し切ってこの作品に懸けてくれているなと感じています。梅(梅津)の後ろにある部分にも注目していただければ」と述べた。

上演時間は約1時間20分で、公演は2月23日まで。21日、23日公演には、Streaming+とローチケ LIVE STREAMINGでライブ配信が行われ、18・19日の18:30開演回には、梅津によるアフタートークが実施される。

また21・22日には、「HAPPY END」を朗読形式で上演する“SOLO Performance READING版”を、Streaming+とローチケ LIVE STREAMINGで配信。21日公演には佐藤元、22日公演には永塚拓馬が出演する。

梅津瑞樹コメント

めちゃくちゃ緊張しています。ですが稽古場ではずっと(脚色・演出の粟島と)ふたりで濃密な時間を過ごさせていただき、しっかりしたものが出来たなという手応えもあるので、あとは良いものを見せるだけだという気概です。

見どころは“演劇だからこそ”がふんだんに盛り込まれており、カンパニー全員が演劇に対してアナログな楽しみ方をしているところ。映像や照明、舞台装置のギミックも凝っています。さらに僕は劇場に入った時「まさか、こんなに!」と、予想だにしなかった舞台上の作りに驚きました。負けないようにしなければと思っています。

物語の終盤に「みんながこうして生きているのって、誰かを信じていなきゃダメなんだ」という台詞があるのですが、演劇はそれに尽きるのかな、とゲネプロを終えて思いました。特に今の状況では、我々とお客様という互いの信頼が重なり合って、ようやく実現できているものなので。そういったものをあらためて実感しているところです。

かなり唾が飛んでおりますし、汗も流れ出ていますので、劇場のお客様は体感が暑くなっていくのではないかと(笑)。それが味わえるのはこのキャパの劇場でご覧いただく方特有のものなのかなと思いますが、ライブ配信でもお芝居は遜色ないように伝えられると信じています!

シアターサンモールには、所属している「虚構の劇団」で約2年前に立ったことがありました。今回、その空間に僕ひとりで立っていることが不思議な気持ちです。いろんなことがあった2年間でしたが、「梅津瑞樹のひとりで客席に届けられる」と信頼して任せてくださった方に、とても感謝しています。こんなに贅沢な時間はないなと感じていますので、この喜びがお芝居を通して皆さんに伝わればいいなと思っています。そして「演劇って楽しいな、演劇っていいな」と心の底から思っていただければ、ただただ幸いです。

粟島瑞丸コメント

ゲネプロを見て「これはイケるな!」と思いました。初日が楽しみですし、とにかく見守ろうという心境です。

見どころは各セクションの本気度。役者が各年代を演じることもそうですし、映像しかり音楽しかり、全てのスタッフが全てを出し切ってこの作品に懸けてくれているなと感じています。梅(梅津)の後ろにある部分にも注目していただければと思います。

ライブ配信もありますが、どちらも良いバランスの見方が出来ると思っています。この作品は「気持ちで全部、乗り切るしかないね!」と最初の段階から梅と話していたこともあり(笑)、生で観る方には気持ちで乗り切っていくところがダイレクトに伝わるのではないかと思います。そしてライブ配信でご覧になる方には、映像作品を見ているような派手な演出も入れていますので、そのダイナミックな部分がきっと伝わるのではないかと期待しています。

また、今回は上演形態を変えた「READING」も上演されます。リハーサルを見た感じ、全く別物です! 気持ちや表情で見せる演劇のパフォーマンスと違い、朗読劇の方はどれだけ“声”で演じ分けられるかという見どころがあります。梅の方はもう安心して手放せるので、僕は次の朗読劇に懸けたいと思います(笑)。

“劇場”でしか生まれない演劇を、生でも、配信でもちゃんと届けられるようにつとめます。どういう形であれ、みてもらわないと始まりません。僕たちの「HAPPY END」をぜひ見届けてください。

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SOLO Performance ENGEKI「HAPPY END」

2021年2月17日(水)~23日(火・祝)
東京都 シアターサンモール

脚本:宮本武史
脚色・演出:粟島瑞丸
音楽:坂部剛
出演:梅津瑞樹

SOLO Performance READING「HAPPY END」配信

2021年2月21日(日)・22日(月)

脚本:宮本武史
脚色・演出:粟島瑞丸
音楽:坂部剛

出演

2月21日:佐藤元
2月22日:永塚拓馬

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【公演レポート】梅津瑞樹の一人芝居「HAPPY END」開幕、「あとは良いものを見せるだけ」(コメントあり)
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