光秀が本能寺の変起こすまで描く、吉右衛門監修の「時今也桔梗旗揚」菊之助が光秀役

令和3年3月歌舞伎公演「時今也桔梗旗揚」が、3月4日から27日まで東京・国立劇場 大劇場で上演される。

四世鶴屋南北による「時今也桔梗旗揚」は、本能寺の変を起こすまでの明智光秀の姿を描いた作品。小田春永（織田信長）から理不尽な叱責と辱めを受けた武智光秀（明智光秀）は、ついに反逆を決意する。武智光秀は一句詠んだあと、春永の上使を斬り捨て……。

今回は、武智光秀を長年勤めてきた中村吉右衛門の監修により、序幕の饗応の場、2幕目の本能寺馬盥の場、そして大詰の愛宕山連歌の場が上演される。出演者には、武智光秀役の尾上菊之助、小田春永役の坂東彦三郎、光秀妻皐月役の中村梅枝、森蘭丸役の中村萬太郎、光秀妹桔梗役の坂東新悟、森力丸役の中村鷹之資、山口玄蕃役の中村吉之丞、住職日和上人役の片岡亀蔵、連歌師宇野丈巴役の河原崎権十郎、安田作兵衛役の中村又五郎らが名を連ねた。

また「時今也桔梗旗揚」の上演前には、亀蔵による作品案内「入門 歌舞伎の“明智光秀”」が実施される。チケットは2月13日に販売スタート。