本作は、1989年製作のアメリカ映画「いまを生きる」をもとに、2016年にオフブロードウェイで舞台化された作品。2018年に佐藤隆太の主演、
初日に際し、キャストからのコメントが到着。型破りな教師・キーティング役の佐藤隆太は本作のテーマを「“いま”を精一杯生きることの大切さ、尊さ」と説明し、「このような時期だからこそ、お芝居を通して、(テーマを)堅苦しくなく伝えることができたらと思っています」と語る。さらに今回が再演であることに触れて「新しいキャストの方々を迎え、まったく違う教室の雰囲気になっています。初めて観る方々はもちろん、初演を観たことのある方々にも、新鮮な気持ちで楽しんでいただけると思います」とメッセージを送った。
トッド役の佐藤新は劇中にピアノとチェロの生演奏があることについて「臨場感のある舞台がお届けできると思います」と話し、「この『いまを生きる』という公演を通じて、僕たちのお芝居の成長も観ていただきたいです」とコメント。ニール役の瀬戸は「隆太さんのおかげで楽しく、伸び伸びとお芝居をさせていただき、先生と生徒たちの関係性が舞台上にも表れていると思います」と佐藤隆太に厚い信頼を寄せる。またノックス役の影山は「僕自身、昨年春に予定されていた舞台が中止になってしまいました。今回幕を上げられることがうれしいですし、作品を届けられることに幸せを感じます」と舞台に立てる喜びをかみ締めた。
初めて新国立劇場のステージに立つと言う基はスティーヴン役を担当。基は緊張の胸の内を明かしつつ、「大変な時期ではありますが、ご来場いただく皆様に感謝しながら、無事に千秋楽を迎えられるようにがんばりたいと思います」と意気込む。チャールズを演じる三宅は稽古期間を「あっという間の1カ月でした」と振り返り、「キャスト同士の仲がとても良く、それが芝居にも出ていると思いますし、演じていて楽しいです」と仲むつまじさをのぞかせた。さらにリチャード役の市川は「キーティング先生と出会い、(自身が演じるリチャード・)キャメロンがどんな決断をするのか、ぜひご覧ください」と呼びかけた。
東京公演は1月31日まで。その後、2月11日から14日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、20・21日に愛知・東海市芸術劇場にて上演される。
「いまを生きる」
2021年1月16日(土)~31日(日)
東京都 新国立劇場 中劇場
2021年2月11日(木・祝)~14日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
2021年2月20日(土)・21日(日)
愛知県 東海市芸術劇場
演出・上演台本:
出演:
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早野 由夏 @Yuca_h
「いまを生きる」新キャスト迎え幕開け、佐藤隆太「まったく違う教室に」(公演レポート / コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/fapbvmDUKt