「ピーター&ザ・スターキャッチャー」が、12月5・6日のプレビュー公演を経て、昨日10日に開幕した。
本作は「ピーター・パン」の前日譚を描いた小説「ピーターと星の守護団」を、劇作家リック・エリスが戯曲化した作品。日本初演となる今回は、
開幕に際しノゾエは「次々と切り替わる風景を、生演奏と共に、気楽に楽しんでいただけたらと思います。皆さんと一緒に、ピーターの船の帆をあげていけましたら、それ以上の喜びはありません」とコメント。主演の
なお出演者はほかに、
ノゾエ征爾コメント
いやぁやばいです。間に合ってないです。ってそれはもちろん冗談ですが、まんざら冗談とも言い切れないくらい探索の尽きない作品です。そしてこの作品は特に、お客さんが最後のピースを担う要素が強いように感じます。次々と切り替わる風景を、生演奏と共に、気楽に楽しんでいただけたらと思います。皆さんと一緒に、ピーターの船の帆をあげていけましたら、それ以上の喜びはありません。
入野自由コメント
僕が演じる「少年」は、永遠の少年「ピーター・パン」になる男の子。特別な男の子のようですが、素朴で人間味のある子です。僕自身も、役者をやっている上で、自分の取り柄ってなんだろうと周りを見渡したときに、僕は普通だな、特別な人間じゃない気がすると感じ、引け目に思うことがあります。今回はそこを逆手に、自分自身がもつ素朴さや普通だと感じる部分が、ピーターと巧くリンクしたらいいなと思っています。
こどももおとなも楽しめる作品になるよう、必死にみんなで探りながら作ってきました。シンプルな舞台上でキャストが身体を使って表現する、演劇の魅力が詰まった舞台になっています。楽しみに観に来ていただければ嬉しいです。
ステージナタリーでは「ピーター&ザ・スターキャッチャー」を軸としたノゾエ征爾と田中馨の対談、さらに宮崎吐夢の稽古場レポートを掲載している。関連する特集・インタビュー
「ピーター&ザ・スターキャッチャー」
2020年12月10日(木)~27日(日)※12月5日(土)・6日(日)はプレビュー公演。
東京都 新国立劇場 小劇場
原作:デイヴ・バリー、リドリー・ピアスン
作:リック・エリス
音楽:ウェイン・バーカー
翻訳:小宮山智津子
演出:
出演:
演奏:田中馨、野村卓史
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