感染症対策のために東京・シアタークリエで実施された抗菌作業の様子が、本日12月7日に公開された。
抗菌作業に使用されたのは、酸化チタン、酸化銅を主成分とした光触媒材料で、1度の塗布によりウイルスが約2年にわたり不活化するとされるコーティング剤・ウイルス侍。本日は、客席や楽屋内において観客、スタッフ、出演者が接触する箇所に低圧ガンを用いてウイルス侍が塗布された。
シアタークリエの伊達学之支配人は「シアタークリエでは、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、3つの密が重なる環境にならないよう、感染症対策に徹底して取り組んで参りました」と振り返ると共に、抗菌作業について「出演者・スタッフ、そしてお客様にとってまたひとつの安心材料となることを期待しています」と期待を寄せる。またウイルス侍の開発元であるW Labの田嶋康弘氏は「帝劇の客席で1カ月間検証した結果、効果の程が認められましたので、先日の帝劇での作業に続き、今日クリエで、人が触れる可能性の高い客席やロビーの手すり、楽屋周りに施工を行いました」と経緯を述べ、「少しでもお客様に安心して劇場に来られるようにリスクを減らせる取り組みとなればと思っています」とコメントした。
なおシアタークリエでは、12月12日より山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿出演の「オトコ・フタリ」が上演される。
伊達学之(シアタークリエ支配人)コメント
シアタークリエでは、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、3つの密が重なる環境にならないよう、感染症対策に徹底して取り組んで参りました。
特にシアタークリエは客席が地下にあるため、密閉感でご不安を抱かれるお客様も多くいらっしゃいます。
ご不安を少しでも和らげるために、開演前と休憩時間には通常よりも長く時間を取って外気取入れに努めるほか、上演中も高い性能を備えた空調設備で常に客席内の換気状況を監視しています。
これらの感染症対策に加え、この度、劇場初の試みとして「ウイルス侍」を導入することに致しました。
出演者・スタッフ、そしてお客様にとってまたひとつの安心材料となることを期待しています。
田嶋康弘(W Lab)コメント
帝劇の客席で1カ月間検証した結果、効果の程が認められましたので、先日の帝劇での作業に続き、今日クリエで、人が触れる可能性の高い客席やロビーの手すり、楽屋周りに施工を行いました。
従来から行われている次亜塩素酸を布拭きする作業だけでは、座席の生地など入り組んでいる部分などで効果が得られず、今回のように一席3分かけて「ウイルス侍」を一日中かけてスプレーガンで塗布すれば効果が継続することが検証できました。
全てのウイルスをゼロにできるわけではありませんが、少しでもお客様に安心して劇場に来られるようにリスクを減らせる取り組みとなればと思っています。
やっぱり業界ナンバー1の東宝さんがやられることは意味があるかなと思っていまして、私どももご支援できればと思っています。
「オトコ・フタリ」
2020年12月12日(土)~30日(水)
東京都 シアタークリエ
2021年1月15日(金)~17日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2021年1月23日(土)・24日(日)
愛知県 刈谷市総合文化センター アイリス
脚本:田渕久美子
演出:山田和也
出演:山口祐一郎、浦井健治、保坂知寿
関連記事
タグ
くるみ/(・ x ・)\J'ADORE @vinett0443
シアタークリエが感染症対策の抗菌作業を公開「安心材料となることを期待」(コメントあり) https://t.co/iSy0Zinftq