湯浅永麻×大平貴之「nowhere」が、12月24日から27日まで東京・スパイラルホールにて上演される。
これは、「Dance New Air 2020→21」の1プログラムとして上演されるパフォーマンス作品。プラネタリウムマシーン・MEGASTARが映し出す宇宙空間のもと、
上演に向けて湯浅は「2020年、私はまさに立ち止まって空を見上げて、満天の星空に気づく様な時間を過ごしました。それは、自分の居られる場所、日々の微妙な移り変わりに目を向ける中で、遠い大切な人達を想い、世界中で起こる様々な出来事などに、一人の人間としての視点から、今何処に在って、 何に影響されてどう自分が突き動かされるのかを強く見た日々でした」とコメント。また本作の空間プロデュースを手がけるプラネタリウムクリエイターの大平貴之は「来場者ひとりひとりが、地球という個人に成り代わって、宇宙の深淵に耳を澄ませ、誰かの声を聞き分けるような感覚が描けたらと思う」と意気込みを述べている。なお共演に
なお26日は脳科学者・医学博士・認知科学者の中野信子をゲストに迎え、湯浅、大平、柿崎が登壇するアフタートークを実施。チケットは12月7日に発売される。
湯浅永麻コメント
私たちは奇跡と呼ばれる地球で奇跡の確率で生まれいつかは死を迎えるという「現実」を知っていますが、毎日の生活という「現実」をこなす中ではそれは霞みがかってしまいます。2020年、私はまさに立ち止まって空を見上げて、満天の星空に気づく様な時間を過ごしました。それは、自分の居られる場所、日々の微妙な移り変わりに目を向ける中で、遠い大切な人達を想い、世界中で起こる様々な出来事などに、一人の人間としての視点から、今何処に在って、何に影響されてどう自分が突き動かされるのかを強く見た日々でした。
大きな流れの中では、屑のような毎日の些細な事に翻弄される私たちは、
愚かだが同時にその一瞬一瞬を愛しく思う事も出来る
私と柿崎麻莉子さんのそれぞれの小宇宙で流れる時間での「今」の位置
nowhere
それは全く違う「現実」で、人の数、存在する物の数だけそれはある
無数の星のように
大平貴之コメント
僕はこの場所で、天文学の話をしたいわけではない。ただ「宇宙に無数の星がある」というシンプルだけど深淵なメッセージをよどみなく伝えたい。宇宙のスケールの大きさ、膨大な星がひしめく銀河宇宙の中で私たちはあまりに小さな球体に佇んでいること。他の誰かを常に探しているが見つからないこと。未来も知ることができないこと。そして孤独な事。もし宇宙で誰かを見つけることができたら、時間と空間の両面で閉ざされた私たちは、ここから出ることができるだろうか? そしてそもそも我々はどういう存在なのか? このことを自身に問いかけてもらいたいと思う。私は、「個人」というものを「地球」という存在に置き換えてもいいと考える。個人=惑星。来場者ひとりひとりが、地球という個人に成り代わって、宇宙の深淵に耳を澄ませ、誰かの声を聞き分けるような感覚が描けたらと思う。
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Dance New Air @DanceNewAir
ステージナタリーにて「n o w h e r e」をご紹介いただきました!本作演出・出演の湯浅永麻と空間プロデュース 大平貴之によるコメントも掲載されていますので、ぜひご一読ください。
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