「夜能」2021年1月公演に杉田智和、長田育恵の脚本で「葵上」を朗読

「夜能～語り部たちの夜～『葵上』」が来年1月29日に東京・宝生能楽堂で開催される。

「夜能」は2018年にスタートした企画で、語り部と能楽師が非日常の世界を観客に届けるというもの。過去には声優の諏訪部順一、安元洋貴、細谷佳正、津田健次郎、速水奨が能をもとにした脚本の朗読に挑戦してきた。

来年1月の公演では、能「葵上」を声優の杉田智和が朗読する。脚本を担うのは同シリーズに参加してきた長田育恵だ。本作では、光源氏に深い恨みを持つ六条御息所の怨霊が、光源氏の正妻・葵上を冥界に連れ去ろうとする様子が描かれる。公演には朗読のほか、杉田と長田、宝生和英によるトーク、小倉健太郎がシテを勤める能「葵上 梓之出」がラインナップされた。1月公演のチケットは11月28日10:00に発売スタート。

また、「夜能」シリーズでは「葵上」を語り部を変えて2・3月にも上演。2月26日には声優の平田広明、3月26日にはミュージカル俳優の岡幸二郎が朗読を披露する。チケットは2月公演が12月19日、3月公演が1月16日に発売開始。

※初出時、人名表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。