オンライン劇場「ZA」が11月25日にオープンする。
「ZA」は、スマートフォンやパソコンで生配信作品を観劇できるオンライン劇場。観客同士が体験を共有しながら観劇できる交流機能のほか、ユーザーが物語展開を選択したり、演者が観客にリアクションしたりというインタラクティブな機能の搭載を予定している。なお同劇場のこけら落とし公演は、劇団
劇場支配人・開発責任者の藤木良祐は「この場所で、生の舞台演劇を観劇した時にしか出せなかった緊張感や場所性を、オンラインでも伝えていけるような、新たな演劇表現を一緒に作っていきたいです」と意気込みを語り、劇団ノーミーツの広屋佑規は「様々な劇団や興行会社様、演出家や俳優の皆様。そして何より演劇を愛するお客様に好きになってもらえるオンライン劇場『ZA』を目指していきます」とコメントしている。
藤木良祐コメント
あたらしい演劇をつくる場所。
日本の演劇を世界へ広げる場所。
いろいろな劇団の演劇と出会う場所。
世界中が同じ経験をした“2020年”という年に、そんな場所を作りたくて、オンライン劇場「ZA」を開業します。
私たちは、オンライン演劇の舞台装置を劇団に提供します。
この場所で、生の舞台演劇を観劇した時にしか出せなかった緊張感や場所性を、オンラインでも伝えていけるような、新たな演劇表現を一緒に作っていきたいです。
広屋佑規コメント
コロナによって、演劇界は大きな傷を追いました。一方で、オンライン上で演劇を上演する、観劇するという新たな経験を多くの方が試した1年でもあったと思います。オンライン演劇の良い部分は、友達や家族、世界中の人々と同じ時間を、家や外出先でも場所を問わず同じ空間として共有できること。さらに私達は、劇団ノーミーツで作品を創るなかで感じたオンラインで上演する演劇がもつ可能性をもっと追求したい。そう考え、この度オンライン劇場「ZA」を建設することを決めました。
もちろん、演劇の形としてリアルの劇場で上演することに勝るものはありません。リアルとオンラインは敵対するものではなく、むしろ共存することで、より演劇という市場が豊かになるのではないか。そんな前向きな未来を描いてみたいと思っています。
劇場の席数制限も撤廃され、あの頃の賑わいが戻る気配に希望を持ちながら、今ここでオンラインで演劇を上演する形を一つのジャンルにしていきたい。様々な劇団や興行会社様、演出家や俳優の皆様。そして何より演劇を愛するお客様に好きになってもらえるオンライン劇場「ZA」を目指していきます。このMeetsの新たな挑戦を、ぜひ応援していただいたいです。よろしくお願い致します!
劇団ノーミーツ 第3回長編公演「それでも笑えれば」配信
2020年12月26日(土)・27日(日)、29日(火)・30日(水)
製作総指揮:広屋佑規
企画・プロデュース:林健太郎
脚本・演出:小御門優一郎
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DAI MATSUOKA @dmtsoka
「リアルとオンラインは敵対するものではなく、むしろ共存することで、より演劇という市場が豊かになるのではないか。」
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