初の歌舞伎生配信で…勘九郎・七之助らの“挑み続ける姿”収めた「中村屋ファミリー」放送決定

「中村屋ファミリー2020 待ってました！勘九郎 七之助 試練と喝采の幕開けスペシャル（仮）」が、12月18日にフジテレビ系で放送される。

「中村屋ファミリー」は、中村勘九郎、中村七之助ら中村屋一門を30年以上追い続けているフジテレビのドキュメンタリー。今回は、新型コロナウイルスの影響で歌舞伎公演が中止になる中、勘九郎の「心の栄養になれるよう、もっともっと発信していかなければ」という思いのもと実施された、中村屋初の歌舞伎生配信の裏側に迫る。

中村屋は、7月に東京・浅草公会堂にて無観客で行われた1回目の配信で、かつて故・中村勘三郎も演じた「猿若揃江戸賑 厄祓浅草祭」を上演。配信のチャット欄には「待ってました！」のコメントが世界中から寄せられた。配信公演は、8月の東京・歌舞伎座の再開後、9月にも東京 浅草寺・五重塔に特設された野外舞台で行われた。演目は勘九郎と七之助による「連獅子」。しかし、公演直前に雨が降り出してしまい……。

番組では、勘九郎が第3部、七之助が第2部に出演する、歌舞伎座「十二月大歌舞伎」についても紹介される。出演者には、勘九郎、七之助のほか、勘九郎の息子である中村勘太郎と中村長三郎、そして妻の前田愛が名を連ねた。なお前田は、金子ノブアキ、武田祐子と共に語りも務めている。

チーフプロデューサー・西村朗（フジテレビ情報企画開発センター）コメント

このコロナ禍は、歌舞伎俳優、演奏者、舞台を作る職人やスタッフ、皆さんにとって大変な試練です。それでも“お客さまに何か届けなければ！”という“中村屋チーム”の情熱により、ある奇跡のような舞台が生まれます。すべての人々がコロナと闘っている2020年。中村屋の奮闘を是非ご覧いただき、感動を皆さんの活力に変えていただければうれしいです。ご期待ください！