国立劇場「12月歌舞伎」で時蔵・松緑・芝翫の「三人吉三」＆白鸚・梅玉の「河内山」

「令和2年12月歌舞伎公演」が、12月3日から26日まで東京・国立劇場で上演される。

第1部では、河竹黙阿弥の「三人吉三巴白浪」、第2部では同じく黙阿弥の「天衣紛上野初花－河内山－」、舞踊「鶴亀」と「雪の石橋」がラインナップされている。「三人吉三巴白浪」には、お嬢吉三役の中村時蔵、お坊吉三役の尾上松緑、堂守源次坊役の坂東亀蔵、伝吉娘おとせ役の坂東新悟、手代十三郎役の中村萬太郎、捕手頭長沼六郎役の中村松江、和尚吉三役の中村芝翫が出演する。

「天衣紛上野初花－河内山－」の出演者には、河内山宗俊役の松本白鸚と松江出雲守役の中村梅玉のほか、大谷友右衛門、市川高麗蔵、中村莟玉、澤村宗之助、大谷廣太郎、中村玉太郎、中村歌女之丞、松本錦吾、坂東彌十郎が名を連ねた。「鶴亀」では中村福助が女帝、中村福之助が鶴、中村歌之助が亀、「雪の石橋」では市川染五郎が獅子の精を勤める。上演時間は、第1部は約2時間20分、第2部は約2時間30分で、各部共に30分の休憩が含まれる。

なお現在、国立劇場では、中村吉右衛門、片岡仁左衛門らが出演する「令和2年11月歌舞伎公演」が、11月25日まで上演中だ。