キム・ジョン×松井周の“観てるとクセになる”「神の末っ子アネモネ」配信

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キム・ジョン演出、松井周作の「神の末っ子アネモネ」が、11月15日まで「フェスティバル/トーキョー20」のオンライン会場・F/T remoteにて配信中だ。

「神の末っ子アネモネ」より。

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「神の末っ子アネモネ」より。

「神の末っ子アネモネ」より。[拡大]

「神の末っ子アネモネ」より。

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配信されているのは、韓国で上演された公演の様子。作品について、松井は「配信作品には、カリカチュアされながらも人間臭い人物たちのぶつかり合いと同時に、劇場の空間も光も音も息づいていて、観てるとクセになると思います。キム・ジョンさんの演出と俳優、スタッフの努力とアイディアの結晶です。劇場に行けないからこその形なのに、劇場に行きたくなる作品ですので、ぜひ御覧ください! 」、キムは「この作品は韓国のお客さまも観てくださいますが、日本のお客さまのために作った作品です。直接会うことはできないですが、このように映像で皆さまに観ていただけることはとても嬉しく思っております。日本のお客さまのために、この作品を観てくださる全てのお客さまのための“祈り”だと思って、この作品を作りました」とコメントしている。

配信時間は約1時間40分。上演は韓国語だが、日本語・英語字幕に対応している。

なお、ステージナタリーでは「神の末っ子アネモネ」の特集を展開中。特集では本作の制作過程や秘話、コロナ禍におけるクリエーションについて、キムと松井が語っている。

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松井周 コメント

ハロウィンパーティーでは誰にも注目されず、みんなのヒロインになり損ねて、それでも人に希望を与えようと諸国を練り歩くのですが、特に奇跡を起こすわけでもないし、かえって邪魔者扱いされる、自称:神の娘のお話です。そのあまりのノーガードぶりに、付き添う者も現れるでしょう。ほっとけないから。でもその無力な行脚に、希望がある「かのように」進む行程に、僕はコロナ禍の人間のふるまいを重ねて書いていたように思います。配信作品には、カリカチュアされながらも人間臭い人物たちのぶつかり合いと同時に、劇場の空間も光も音も息づいていて、観てるとクセになると思います。キム・ジョンさんの演出と俳優、スタッフの努力とアイディアの結晶です。劇場に行けないからこその形なのに、劇場に行きたくなる作品ですので、ぜひ御覧ください!

キム・ジョン コメント

去年も日本に行って感じたことですが、日本と韓国の人たちは文化的にも歴史的にも、そして現在でも、とても大事な関係だと思います。今、東京で姉が子供を育てながら暮らしています。この作品は韓国のお客さまも観てくださいますが、日本のお客さまのために作った作品です。直接会うことはできないですが、このように映像で皆さまに観ていただけることはとても嬉しく思っております。日本のお客さまのために、この作品を観てくださる全てのお客さまのための“祈り”だと思って、この作品を作りました。

皆さまに楽しく観ていただけるよう、願っております。そして少しでも“慰め”になれたら良いな、とも思います。ありがとうございました!

「神の末っ子アネモネ」配信

2020年11月2日(月)~15日(日)
F/T remote(オンライン会場)

原案:ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ「夢の劇」
作:松井周
翻訳:イ・ホンイ
演出:キム・ジョン
出演:イ・エリン、カン・サンギュ、クォン・スンロク、イム・ヨンジュン、キム・ギルチャン、パク・ジョンテ、パク・ヒョンスク、イム・ミジョン、キム・ジヒ、イ・チュンウ、カン・アリム、キム・ヒユン、チョン・ダウン、ユク・セジン、ファン・ソンヨン、ヨン・ジュハ、ノ・ミンヒョク、チャン・ジョンソン

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【公演レポート】キム・ジョン×松井周の“観てるとクセになる”「神の末っ子アネモネ」配信(コメントあり)
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