出演に向け、七之助は「若冲自身は激しい起伏のある人間ではありませんが、大典たちとの出会いによって段々と変わっていく、それまで見つけられなかったものを見つけていく様を演じられればと思います。不器用だけど大典とは深いところで繋がっている様を見せたい」と語り、永山は「七之助さんと共に新境地へ向かい、この現代に生きる方々へ、日本の素晴らしさを再確認出来るような作品に出来るよう、私自身、精進して演じきりたい」とコメントした。なお、NHK BSプレミアムでは、本作の特別編が放送される予定だ。詳細は続報を待とう。
中村七之助コメント
若冲の絵は歌舞伎役者になじみの深い浮世絵とは全然違う色合いで時代を超えています。脚本では芸術家が仏教者という違う世界の人間とコラボするのが面白いと思いました。若冲自身は激しい起伏のある人間ではありませんが、大典たちとの出会いによって段々と変わっていく、それまで見つけられなかったものを見つけていく様を演じられればと思います。不器用だけど大典とは深いところで繋がっている様を見せたいと思います。
永山瑛太コメント
源監督が想像し、描こうとしている江戸中期の美術史の黄金時代はエンターテインメントに富んでいました。伊藤若冲は「技を持ってして売る事を求めるばかりで、未だに技の領域からさらに進んでより深い表現に達した者をみない」と語っていたと、大典顕常は書き残しています。私は七之助さんと共に新境地へ向かい、この現代に生きる方々へ、日本の素晴らしさを再確認出来るような作品に出来るよう、私自身、精進して演じきりたいと思います。
中川大志コメント
この時代の画家さんとは馴染みがなく知識も少ない状態でしたが、台本を読んでとてもテンポがよく、エンターテインメントとしてワクワクしました。決して固すぎずコメディーの要素も多く、僕の役はコメディー担当でお客さんの目線に近いと思っています。台本から遊び心がいっぱい伝わってきているのでどこまで遊べるか楽しみです。若くて、エネルギッシュで、パッションにあふれたキャラにしたいと思います。
大東駿介コメント
元々美術館に行くのが大好きで、絵を見て、作者の歩みや見た風景などを想像するのが好きでした。今回、絵画指導の先生に池大雅の描き方を教えていただき、指で山水画を表現しようとしたら、大雅が見た風景が立体的に見え、彼の感性が自分に伝わってくる気がしてドキドキしました。好奇心を持って日本中を旅した人なので、自分も好奇心をもって自由な心で演じたいと思います。
門脇麦コメント
台本をいただいた時から素敵な作品になる予感しかなく、本読みでその予感が確信に変わりました。参加させていただけて光栄です。アニメーションなどの演出もあるようで、私も今から完成が楽しみです。出番が多い役ではありませんが、1つ1つに心を込めて演じたいと思います。
石橋蓮司コメント
売茶翁は、見てくださる方々にとってもあまり知られていない人物だと思いますので、自分の演技に売茶翁のイメージがかかっているかと思うと緊張します。有名な人物を演じる時は逆に崩してやろう、と思うのですが……(笑)。ヨーロッパには画家や詩人のサロンがあったことは知っていましたが、かつての京都にも文化サロンがあり、芸術家たちが支えあい本質的な繋がりをもっていたことに感じ入りました。若冲や大雅などの作品の中に売茶翁の存在が表われているかもしれないと思うと責任を感じます。
NHK総合ほか 正月時代劇「ライジング若冲 天才 かく覚醒せり」
2021年1月2日(土)
作・演出:
音楽:阿部海太郎
出演:
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