WOWOWが「勝手に演劇大賞2020」を開催。本日11月1日から来年1月31日まで投票が受け付けられる。
今回が11回目となる「勝手に演劇大賞2020」は、その年に上演されたすべての演劇作品を対象に、最も輝いていた作品と演劇人を表彰する賞。「作品賞(ストレートプレイ部門 / ミュージカル部門 / 2.5次元部門)」「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」が設けられており、投票対象には映像で視聴した作品も含まれる。結果は来年3月に、特設サイトにて発表。なお投票者の中から抽選で5名に、「WOWOWオリジナルミュージカルコメディ 福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』」のグッズ5点セットがプレゼントされる。
開催を記念して、「グリーン&ブラックス」より
井上芳雄コメント
ケムリ研究室 no.1「ベイジルタウンの女神」
今年は残念ながらほとんど劇場に足を運ぶことができず、この作品も配信で拝見しました。
とにかく、今の時期にゼロからこの物語が生み出されて、素晴らしいクオリティで無事に上演され、リアルタイムで自分も配信で楽しませてもらっている現実に、なんだか奇跡を見ているようでした。
オープニングから一気にベイジルタウンの世界に引き込まれ、最終的には登場人物たちの気持ちと一緒になって泣き笑いしてエンディング。お伽話のようでいて、自分たちの毎日も省みながら、希望までもらえてしまうんです。
もちろん演劇は劇場で体験できるのが最高ですが、この作品は自宅のタブレットで見ても最高でした。
やっぱりケラさんはすごいなぁ!
紅ゆずるコメント
ミュージカル「ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~」
この物語は廃れた炭鉱町の腐敗的な背景の中、11歳の少年ビリーエリオットが、偽りなく心のままに自分がやりたいクラシックバレエに情熱を注ぐというストーリー。
そんな中、ビリーエリオットを取り巻く環境、人物が詳細に描かれていて、色々な視点から物語を観ることができる素晴らしい作品でした。ストライキの迫力とビリーの生き様を上手くリンクさせている場面は圧巻で、ビリーという一人の少年から発せられるボルテージに父親、兄、祖母、クラシックバレエの教師、炭鉱の人々が、ビリーと自分への希望を見出していくそれぞれの姿に心震えました。夢を叶えられる人とそうでない人、夢を追うことが出来なかった人たちの人生も詳細に描かれていて、希望を持って明るく生きていこうとする気持ちというのは、人にどれだけの影響を及ぼすのかということを改めて感じることのできた作品でした。
関連記事
タカラヅカ歌劇ポータル │ 宝塚歌劇・宝塚OG情報を発信中 @zukazuka_info
WOWOWが「勝手に演劇大賞2020」開催、井上芳雄・紅ゆずるのオススメ作品は(コメントあり) https://t.co/MmGeCoxcBh