360°撮影されたダンス作品をVR視聴「Rendez-Vous」東京版が開幕

ファビアン・プリオヴィル・ダンス・カンパニー「Rendez-Vous Otsuka South & North」が、昨日10月17日に東京・トランパル大塚で開幕した。

ファビアン・プリオヴィルは、過去にラ・ラ・ラ・ヒューマン・ステップスやヴッパタール舞踊団にダンサーとして参加し、近年はテクノロジーとコンテンポラリーダンスを融合させた作品作りを行っているアーティスト。今回は「フェスティバル/トーキョー20」参加作品として、公共の場での上演を前提としたVR技術を使用したダンス映像インスタレーション「RENDEZ-VOUS」の東京版を制作した。

本作は東京・トランパル大塚と東京・星野リゾート OMO5東京大塚 4階OMOベースの2会場で実施され、観客はVRセットを装着し、同会場で収録された360°ダンス映像を鑑賞することになる。出演者には、近藤みどり、田中朝子、中川賢、吉崎裕哉が名を連ねた。体験時間は各回5分程度。参加は無料で、予約優先となっている。また、トランパル大塚は野外のため、雨天決行、荒天中止となる。

「Rendez-Vous Otsuka South & North」は11月12日まで、計17日間開催される。スケジュールは公式サイトを確認しよう。

ステージナタリーでは「東京芸術祭2020」の特集を展開中。ディレクター座談会に「フェスティバル/トーキョー」ディレクターの長島確と共同ディレクターの河合千佳が出席し、本フェスティバルの参加作品について言及している。