Kバレエ「海賊」が書籍化、海賊たちの冒険譚を活字とイラストで

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Kバレエカンパニーの芸術監督・熊川哲也による演出・振付で、全幕作品として2007年に初演されたKバレエ「海賊」の小説化が決定した。

「海賊 Le Corsaire」(303 BOOKS)書影

「海賊 Le Corsaire」(303 BOOKS)書影

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「海賊 Le Corsaire」より。

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「海賊」は19世紀イギリスのジョージ・ゴードン・バイロンが発表した長編の詩。作中では地中海を舞台にした海賊コンラッドの活躍が描かれる。熊川はKバレエ「海賊」で同作を、屈強な海賊たちの壮大なアドベンチャーストーリーへと編み上げた。

Kバレエ「海賊」ビジュアル

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10月28日に303 BOOKSより刊行される小説「海賊 Le Corsaire」は、Kバレエ「海賊」をもとに作家・神戸万知が執筆したもの。小説版ではバレエのディテールをはじめ、登場人物の心が機微が詳細に活字化され、また、老若男女が楽しめるよう、文中の難読漢字にふりがなが振られた。なお、巻末には特別企画として熊川のインタビューを収録。熊川はKバレエ「海賊」の成り立ちや舞台裏などの秘話を明かしている。

熊川哲也

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そのほか、10月21日まで東京・代官山 蔦屋書店 2号館 1階 ギャラリースペースにて、小説版の絵を手がけたイラストレーター・粟津泰成による原画展「熊川哲也Art Novel『海賊 Le Corsaire』粟津泰成 原画展」が開催される。このイベントでは原画やKバレエ「海賊」公演写真、ダンサーが使用したトゥシューズなどの展示のほか、Kバレエのグッズも販売される。

「海賊 Le Corsaire」は Kバレエオンラインショップ・Stage Door、代官山 蔦屋書店、 Bunkamura ブックショップ・ナディッフ モダンで先行販売中。なお、今年5月に予定されていたKバレエ「海賊」の延期公演が、10月15日から18日まで東京・Bunkamura オーチャードホールで上演される。

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