「SENDAI OROSHIMACHI Art Marche 2020」が、10月9日から11日まで宮城・せんだい演劇工房10-BOXと能-BOXで、16日から18日までオンラインで開催される。
「SENDAI OROSHIMACHI Art Marche(通称・おろシェ)」は、仙台市卸町をアートの新たな発信地とすべく、2017年にスタートしたアートフェスティバル。「ここから生まれる物語」をコンセプトに掲げた今年度は、“イートイン”と称した現地での観劇プログラムと、“テイクアウト”と称したオンラインプログラムで構成された。
“イートイン”には、イチニノ、いしころ project、おろシェフ、言言、
本番に先駆け、昨日10月4日に行われた「オイディプス王」の試演会には、約30人の観客が集まった。演出を手がけるくちびるの会の
山本タカコメント
昨年末に「オイディプス王」を上演することを決めました。「疫病が蔓延する古代都市テーバイ」という設定がこの様な現代性を帯びるとは、大変な皮肉です。
しかし、この皮肉こそ演劇の醍醐味の様にも思います。
当初は、コロス役として、大勢の市民の方々に登場していただきたいと思っていましたが、感染症の状況に鑑み、今回は少数精鋭の8名で挑みます。
仙台の地で、仙台のキャスト・スタッフと共に作り上げた作品です。この試みが大きな一歩になりますよう。
熊谷太輔コメント
お芝居に音楽監督として参加するのは初めてでドタバタと奮闘する日々。そんなある時ふと気づいたのは……このチームは個性が面白い。
そして一人一人のお芝居の歩み方が千差万別。そうか! この個性豊かなキャストたちが生き生きとお芝居できたらそれだけで素敵な「音楽」になる。
僕の仕事はそのきっかけをつくることなんだろうと。もちろん! 自身の演奏も全身全霊で参ります。
いま仙台から生まれる「オイディプス王」をぜひご覧ください。
「SENDAI OROSHIMACHI Art Marche 2020」イートイン <シアタープログラム>
2020年10月9日(金)~11日(日)
宮城県 せんだい演劇工房10-BOX、能-BOX
参加団体:イチニノ、いしころ project、おろシェフ、言言、
Oroche Presents 001 能-BOX ギリシャ悲劇シリーズ「オイディプス王」
2020年10月9日(金)~11日(日)
宮城県 せんだい演劇工房 能-BOX
作:ソポクレス
翻訳:井上優
演出:
音楽監督・演奏:熊谷太輔
出演:飯沼由和、鈴木將顕、白鹿リオ、原西忠佑、本田椋、増田淳、三品彩乃、武者匠
「SENDAI OROSHIMACHI Art Marche 2020」テイクアウト<オンラインプログラム>
2020年10月16日(金)16:00~18日(日)21:00
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ステージナタリー @stage_natalie
「おろシェ」今年は現地&オンライン開催、山本タカ演出の市民参加作品「オイディプス王」も(コメントあり)
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