音楽劇「夜のピクニック」が、本日10月1日に茨城・水戸芸術館 ACM劇場で開幕する。
本作は恩田陸の同名小説をもとに、2016年に同劇場で初演された音楽劇。今回は、水戸芸術館開館30周年記念事業の第2弾として上演される。水戸一高では、一昼夜かけて全校生が約70キロを歩く「歩く会」を行っている。甲田貴子はこのイベント中にあることを実行しようとし、西脇融はある事情から早く卒業することを願っていた。そんな中、1年前にアメリカに引っ越した貴子の親友・榊杏奈による“おまじない”が動き始め……。
今作では、脚本を
同じく茨城県出身の加藤は「原作『夜のピクニック』で描かれる伝統行事『歩く会』が続いていくと同時に、この音楽劇『夜のピクニック』が、独自の歩みを続けていくことに意味があると思います。新しい時代に残っていく素晴らしい作品になるようがんばります」と意気込みを述べる。いばらき大使を務めている安達もまた、茨城県出身。安達は「茨城の劇場で、県内の伝統ある行事を題材にした物語を演じられてうれしい」と出演を喜び、「ただただ『歩く』というテーマで物語が進んでいきますが、その一歩一歩に意味があり、僕たち俳優も登場人物たちと同じ思いで千秋楽に向けて一歩ずつ進んでいきます。その歩みがこの時代の新しい一歩になれば」と決意を語った。
北川は「公演規模が縮小され、ローカルキャストの方が出られなくなったので出演人数が少なくなりました。でも舞台装置や照明、音楽などのおかげもあり、それぞれの個性がより際立つ作品になっていると思います」と出来栄えに自信をのぞかせる。「新作のような演出で挑ませていただきます」と言う演出の深作は「水戸市にとっても宝物のような劇場ですが、まだ観劇に戸惑いがある方もいらっしゃるかもしれません。でも僕たちは芸術の灯をともし続けるために、万全のケアをしながら全力で作品作りに挑みました。皆様のご来場を待っております」と呼びかけた。
出演者には吉川らのほか、
水戸芸術館開館30周年記念事業 第2弾 音楽劇「夜のピクニック」
2020年10月1日(木)~4日(日)
茨城県 水戸芸術館 ACM劇場
原作:恩田陸「夜のピクニック」(新潮文庫)
脚本:
演出:
作曲・音楽監督・演奏(ピアノ):扇谷研人
出演:
※川崎賢一の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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