これは、今年で活動19年目を迎える劇団鹿殺しにとって、昨年11・12月に上演された「傷だらけのカバディ」以来となる公演。宮沢賢治「銀河鉄道の夜」と江戸川乱歩「少年探偵団」を原作に、
なお本作は、男性の衣装は2枚の肩パットのみという“ザ・ショルダーパッズ”という新たな作品形態で行われる。上演に向けて、菜月は「この状況下で一番頼もしいメンバーで作品を作れることに感謝です。そして念願のタテタカコさんの音楽がザ・ショルダーパッズに羽を与えてくださる! 肩パッドを侮ることなかれ! 日々の肥料になるような、そんな演劇で皆さまとの再会を楽しみにしております」とコメント。丸尾は「途方に暮れていた夏、『そうだ、肩パットだけでお芝居を作ろう!』と、起死回生の秘策を思いつきました。お客様に『ケチりやがったな!』なんて言わせないために、火事場のクソ力で面白い演劇を作ります。劇場でも配信でも、とにかく小さな革命をご覧ください」と意気込みを述べた。チケットの先行販売は9月26日12:00から10月4日23:59まで受け付けられ、一般販売は10月11日12:00にスタート。なお本作では、すべての公演の配信を予定している。
菜月チョビ コメント
降って湧いた自分見つめ直しの数カ月を経て、
劇団再起動宣言をした劇団鹿殺し。
まだまだコロナの影に怯える状況ではあるものの、
それに制限されて縮こまるのではなく、どうなろうとフレキシブルに
戦える力を持った、自由でシンプルな作品作りがしたい!
自由でシンプルってことは演劇の最高の魅力をまた味あわえるってことじゃないか!
ということで、ザ・ショルダーパッズと銘打って劇団の第一歩を踏み出したわけなのです。 仰々しく宣言していきなり肩パッドかよって笑われますかね……
でもそれも嬉しい。自由でシンプルでパワフル、
この状況下で一番頼もしいメンバーで作品を作れることに感謝です。
そして念願のタテタカコさんの音楽がザ・ショルダーパッズに羽を与えてくださる!
肩パッドを侮ることなかれ!
日々の肥料になるような、そんな演劇で皆さまとの再会を楽しみにしております。
丸尾丸一郎 コメント
演劇をちゃんと作ろうとすると、お金がかかるものです。
劇場費、舞台美術、役者のギャランティ、スタッフ人件費、機材費、宣伝広告費などなど……
目に見えないところまで逐一、お金がかかります。
僕はアーティストだと自分に言い聞かせ、大きな夢を語ってみても
「そりゃあ、お金があればねぇー」と鼻で笑われるだけです。
劇団を始めて19年、ずっとこんな風に何度も唇を噛んできました。 このコロナ禍、憎きコロナ対策費なるお金も肩にのしかかってきます。
途方に暮れていた夏、「そうだ、肩パットだけでお芝居を作ろう!」と
起死回生の秘策を思いつきました。
お客様に「ケチりやがったな!」なんて言わせないために、
火事場のクソ力で面白い演劇を作ります。
劇場でも配信でも、とにかく小さな革命をご覧ください。
(※注 結果、今回もお金がかかってます)
劇団鹿殺し ザ・ショルダーパッズ「銀河鉄道の夜」「少年探偵団」
2020年11月7日(土)~15日(日)
東京都 あうるすぽっと
「銀河鉄道の夜」
原作:宮沢賢治
脚本:
演出:
音楽:
「少年探偵団」
原作:江戸川乱歩
脚本:丸尾丸一郎
演出:菜月チョビ
音楽:タテタカコ
出演:丸尾丸一郎、菜月チョビ /
※メガは「少年探偵団」、伊藤は「銀河鉄道の夜」のみに出演。
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