「京都妖気保安協会」は、
本日行われた会見には、上田をはじめとする劇団員9人が出席。まず上田は「鴨川ミッドサマードリーム」というタイトルについて、鴨川にほど近い劇場で上演されることと、シェイクスピア「夏の夜の夢」から着想を得たと説明し、「演劇にまつわる話をやろうと思っています」と明かす。さらに「『鴨川ミッドサマードリーム』は“劇場回帰”のような作品。これまでに培った手法を使って、画面越しに観て面白いものを作れたら。同時に、“劇場で劇を見る喜び”も感じてもらえればと思います」と観客に呼びかけた。
同シリーズでは、奇妙な現象の点検や保安を行う京都妖気保安協会にまつわるエピソードが描かれる。保安員役の石田は「薄々気付いていましたが、保安員はさほど活躍しておりません。第4弾ではぜひ大活躍・大奮闘したいです」と抱負を述べ、小道具制作を担当する酒井は「劇場版にも小道具がたくさん出てくるので、ディテールにも注目してみてください」とアピール。角田は、長回しで撮影された過去作を振り返り、「『京都妖気保安協会』は、キャストよりスタッフさんのほうが大変な劇。もしかしたらスタッフさんの動きを映したほうがおもしろいのかもしれない(笑)」とつぶやく。保安員役の諏訪が「“妖気を保安する”というのはどういうことかと考えた結果、“妖気を良い状態に保つ”という結論に至りました」と分析すると、同じく保安員役の土佐は「過去3回無事に保安できたので、4回目も保安できるのでは。京都の妖気を保安したあかつきには、滋賀や大阪の妖気も保安していきたい」と意欲を見せた。
永野は自身が演じる陶芸家の役どころについて、ユーモアを交えて説明しつつ、「長らく演劇ができていないので、非常にうずいている状態。前のめりな姿勢で挑もうと思っています」と言葉に力を込め、本多は「これまで1回もちゃんとセリフを言えていないので、次回はバッチリ完成したものをお見せしたいです」と意気込みを述べる。メンバーたちがゆるっとした雰囲気でコメントする中、天狗役の中川は「みんなで一致団結して、舞台が上演できない状況を乗り越えようとする姿を見ていただければ」と真摯に語った。
「鴨川ミッドサマードリーム」の視聴チケットは9月12日に販売開始。アーカイブ配信は10月4日23:59まで。
ヨーロッパ企画の生配信劇シリーズ「京都妖気保安協会」
ケース4「鴨川ミッドサマードリーム」配信
2020年9月26日(土)15:00~
京都府 京都府立文化芸術会館 ※無観客上演
作・演出:
出演:
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さと吉 @satokichi7310
【会見レポート】ヨーロッパ企画が“ゆるゆる”会見で意気込み、「京都妖気保安協会」最終回に中山祐一朗ら https://t.co/TqfMCEPKsr