宝塚歌劇専科の松本悠里、2021年1月に月組公演で退団

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宝塚歌劇団の専科に所属する松本悠里が、来年1月3日をもって退団することを発表した。

松本悠里 (c)宝塚歌劇団

松本悠里 (c)宝塚歌劇団

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松本の退団公演となるのは、東京・東京宝塚劇場で行われる月組公演「JAPAN Traditional REVUE『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』」「ミュージカル『ピガール狂騒曲』~シェイクスピア原作『十二夜』より~」の千秋楽。

退団発表に際し、松本は「9度にわたる海外公演に参加させて頂き、多くの国・都市で公演をし、国際親善と文化交流を果たすことができ、また、海外での公演を経験させて頂いたことで、あらためて宝塚歌劇団のすばらしさに気づかされました」と自身の活動を振り返り、「100周年をお祝いし、さらに発展するすばらしい宝塚家歌劇団に長く在籍でき、すばらしい思い出を胸に卒業できることを幸せに思います。今日まで多くの皆様にお世話になりましたこと、心より感謝申し上げます」とメッセージを送った。

日本舞踊の名手として知られる松本は、神奈川県出身。1957年3月に宝塚歌劇団に入団し、「春の踊り」で初舞台を踏む。その後、雪組に配属され、1965年に第2回ヨーロッパ公演に参加。1974年には舞踊専科に異動し、第3回ヨーロッパ公演、中南米公演、第5回ハワイ公演など、数々の海外公演に出演した。1989年11月には宝塚歌劇団理事に就任。1998年に文化庁長官表彰、2000年に兵庫県文化賞、2001年に菊田一夫演劇賞特別賞、2012年に旭日小綬章を受ける。2014年、宝塚歌劇100周年記念公演「宝塚をどり」に出演し、同年、宝塚歌劇の発展に尽くした功労者を称える「宝塚歌劇の殿堂」に、現役生として唯一選出された。また昨年6月には宝塚歌劇団理事を退任し、特別顧問に就任していた。

月組「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」「ミュージカル『ピガール狂騒曲』」の兵庫・宝塚大劇場公演は9月25日から11月1日まで行われ、東京宝塚劇場公演は11月20日に開幕する。

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