KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「人類史」の詳細が発表された。
谷は作品について「本作『人類史』とは大きく出たが、要は人類がどう成長し、繁栄して来たかを描く一つの成長物語である。なぜ人類は他の生物を圧倒し得たか? どのように文化やコミュニケーションを発展させてきたか? その変遷をエラ・ホチルドの振付によるダンスと志磨遼平の作曲による音楽、そして演劇で描き出す。日常を一時停止して、考えてみよう。人類とは一体どのようにして、今日ここまで辿り着いたのか?」と語る。
また東出は「初めにお話を伺った際はその壮大なテーマに目を見張りましたが、今は演出の谷さんの向かれている方向を、共に見据えている心持ちです」、昆は「正直私も人類がどのように進化したのかと深く考えたことがありませんでした。この舞台で一緒に考えてみませんか?」とそれぞれコメント。さらに山路は「人類史」と題された本作のビジュアル撮影で洋服を着用したことが意外だったと言い、「ハナっから裏切られたこの舞台、稽古場もさぞや気持ち良く裏切ってくれる事だろう。演出家谷賢一。楽しみだ。そしてしばらくひっ込んでろ、腰痛! コロナ!」と期待を述べている。
公演は10月23日から11月3日まで、KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて。チケットの一般発売は9月19日にスタート。
谷賢一コメント
怒涛のように、濁流のように通り過ぎる日常を一時停止して、人間について考える。人生について考える。それこそが劇場の意義だ。こうも慌ただしい日々を生きていると考えが及ばないが、「人間とは何だろう?」、そう改めて考えることができる場所が劇場である。劇場は省察の場所であり、哲学の場所であり、祈りの場所だ。
本作「人類史」とは大きく出たが、要は人類がどう成長し、繁栄して来たかを描く一つの成長物語である。なぜ人類は他の生物を圧倒し得たか? どのように文化やコミュニケーションを発展させてきたか? その変遷をエラ・ホチルドの振付によるダンスと志磨遼平の作曲による音楽、そして演劇で描き出す。日常を一時停止して、考えてみよう。人類とは一体どのようにして、今日ここまで辿り着いたのか?
東出昌大コメント
初めにお話を伺った際はその壮大なテーマに目を見張りましたが、今は演出の谷さんの向かれている方向を、共に見据えている心持ちです。
視線の先にどのような地平が広がっているのか、今から稽古の日々を心待ちにしています。
昆夏美コメント
今回このお話をいただいた時に、我々人類の歴史という、大きなスケールをどのように1つの作品にまとめるのかと興味と期待が膨らみました。
演劇という表現の自由の可能性を持ってこそ、体現できる部分もあるのではと思います。
難しそうな題材だと思う方もいると思います。
でもまずはそれでいいと思っています。
正直私も人類がどのように進化したのかと深く考えたことがありませんでした。
この舞台で一緒に考えてみませんか?
山路和弘コメント
人類史……。そりゃ毛皮のパンツにモジャモジャ頭、石の貨幣……etc。思い浮かべるのはその辺りか。ポスターを撮るというので髪は切らない様に心掛け、いざ現場へ。
え? 洋服? それもチョイとおしゃれな……。ハナっから裏切られたこの舞台、稽古場もさぞや気持ち良く裏切ってくれる事だろう。演出家谷賢一。楽しみだ。そしてしばらくひっ込んでろ、腰痛! コロナ!
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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「人類史」
2020年10月23日(金)~11月3日(火・祝)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
作・演出:
音楽:
振付:エラ・ホチルド
出演:
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よぴり @yopiri
山路さんのコメント(笑)はともかく、ついに『サピエンス全史』を読むべき日が来たのでしょうか(図書館に予約した)
谷賢一の新作「人類史」に東出昌大・昆夏美・山路和弘、音楽は志磨遼平(コメントあり) https://t.co/QpvhBSXAZ0