源氏の君を待つ女たちの物語、オペラシアターこんにゃく座「末摘花」

オペラシアターこんにゃく座のオペラ「末摘花」が9月8日から13日まで、東京・俳優座劇場で上演される。

榊原政常の「しんしゃく源氏物語」を原作に、2006年に寺嶋陸也が作曲した本作。劇中では「源氏物語」の「末摘花」より、たぐいまれなる容姿を持った姫・末摘花と、彼女を取り巻く女たちの姿が描かれる。父宮亡きあと、荒れ果てていく生活の中で、源氏の君の再訪を望む女たちの本音が露呈していき……。

こんにゃく座では初めての上演となる今回、大石哲史が演出を担い、寺嶋が自らピアノを演奏する。一部Wキャストの2チーム制で上演され、出演者は女性のみ。

また、オペラシアターこんにゃく座では「みんなで『オペラの未来』を！こんにゃく座活動継続支援プロジェクト」と題したクラウドファンディングをCAMPFIREで実施中だ。支援のリターンにはDVDやフォトブック、座員による“出張プライベートミニコンサート”などが用意されており、また本日、オペラシアターこんにゃく座の公式YouTubeチャンネルにて1000万円達成記念の「三十五億年のサーカス」歌唱動画が公開された。支援の受付は10月7日まで。