KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「音楽劇『銀河鉄道の夜2020』」の公演詳細が明らかになった。
KAAT神奈川芸術劇場の10周年プログラムのキックオフ作品となる本作は、1995年に東京・青山劇場の開館10周年記念事業として初演され、翌1996年に再演された「イーハトーボの音楽劇『銀河鉄道の夜』」を新たに立ち上げるもの。初演版では宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を題材に、能祖將夫が上演台本、バイオリニストで作曲家・編曲家の
今回の上演版には、演出を担当する白井のほか、初演のクリエイティブスタッフが集結。出演者には、孤独な少年ジョバンニ役の
本作を約25年ぶりに“再生”することに向け白井は、新型コロナウイルスの影響で上演が危ぶまれる事態となったことに触れながら、「しかし、劇場の火を再び灯したいという切なる思いから、演出を再考して新しい形で2020年版を上演することにいたしました。宮沢賢治が灯した幻燈が、私たちの演劇の行き先を示す希望の光となることを願って創作は始まります。どうか、その灯を見届けていただけたらと思います」と語った。
公演は9月20日から10月4日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて。チケットの一般販売は8月29日にスタート。
白井晃コメント
1995年8月に、今は閉鎖されてしまった東京・青山劇場の開館10周年の記念事業として、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」は音楽劇として創作されました。音楽と空間をダイナミックに使った作品は、たくさんの人々の記憶に残り、私にとっても大切な作品として身体の中に生き続けてきました。
そして、自身が芸術監督を務めるKAAT神奈川芸術劇場で、25年ぶりに再生したいという願いから、今回のプロダクションはスタートしました。奇しくも、KAATは開館から10年目を迎えます。
ところが、今年に入って世界を襲ったウィルス感染禍により、作品の上演も危ぶまれる事態となりました。しかし、劇場の火を再び灯したいという切なる思いから、演出を再考して新しい形で2020年版を上演することにいたしました。
宮沢賢治が灯した幻燈が、私たちの演劇の行き先を示す希望の光となることを願って創作は始まります。どうか、その灯を見届けていただけたらと思います。
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「音楽劇『銀河鉄道の夜2020』」
2020年9月20日(日)~10月4日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場
原作:宮沢賢治
脚本:能祖將夫
演出:
音楽監督:
歌:さねよしいさ子
出演:
ミュージシャン:新澤健一郎(Key)、柴田奈穂(Vn)、小夜子(Vn)、ファルコン(Gt)、木村将之(Ba)、海沼正利(Perc)
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tobi_tatsu @tobio_festa
生演奏だよね?
オーケストラピットあるんだろうか https://t.co/evAkSUfgii