燐光群が新たな“日常”の中で挑む別役実作品、「天神さまのほそみち」開幕

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燐光群「天神さまのほそみち」が、7月3日から東京のザ・スズナリで上演されている。

燐光群「天神さまのほそみち」より。(撮影:姫田蘭)

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燐光群「天神さまのほそみち」より。(撮影:姫田蘭)

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「天神さまのほそみち」は、今年3月に死去した別役実が作劇を手がけ、1979年に文学座で初演された対話劇。本作は過去に別役作品を上演してきたカンパニーが別役の作品を上演する“別役実メモリアル”の第1弾となり、これまでにも「マッチ売りの少女」「象」といった別役作品を立ち上げてきた坂手洋二が演出を務める。

燐光群「天神さまのほそみち」より。(撮影:姫田蘭)

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本公演では、電信柱とベンチという空間設定に合わせ、会場となるザ・スズナリの搬入口や出入口を可能な限りオープンにし、開放的なステージで上演を行う。当日パンフレットで坂手はコロナ禍で行われた稽古を振り返りながら「そうした新しい『日常』の中で、あらためて実感したのは、私たちが劇場を中心とした『生活者』である、という事実です。そうした新鮮な『自覚』が、この上演にとっても、意味があるように感じています」と語っている。

公演は7月19日まで。一部公演の終演後にはアフタートークが開催され、ゲストには文学座の鵜山仁らが名を連ねた。詳細はチラシ裏や公式サイトで確認を。なお燐光群では、11月から12月にかけて「ディア・エンペラー~『拝啓天皇陛下様』より~(仮題)」を上演する。

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燐光群「天神さまのほそみち」

2020年7月3日(金)~19日(日)
東京都 ザ・スズナリ

作:別役実
演出:坂手洋二
出演:さとうこうじ鴨川てんし川中健次郎、猪熊恒和、円城寺あや、鬼頭典子、杉山英之、荻野貴継、樋尾麻衣子、武山尚史、町田敬介、中山マリ(声の出演)

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