坂元裕二脚本のドラマ「スイッチ」主演の阿部サダヲ・松たか子がセリフ量に驚愕

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坂元裕二が脚本を担当し、阿部サダヲ松たか子が主演を務めるドラマ「スイッチ」が、6月21日21:00からテレビ朝日系で放送される。

スペシャルドラマ「スイッチ」より、左から阿部サダヲ、松たか子。

スペシャルドラマ「スイッチ」より、左から阿部サダヲ、松たか子。

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スペシャルドラマ「スイッチ」より、左から阿部サダヲ、松たか子。

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月川翔が監督した本作は、阿部演じる検事・駒月直と、松演じる弁護士・蔦谷円が、ある事件の真相を追う“リーガルサスペンス×ラブストーリー”。学生時代から7年交際していた駒月と蔦谷は、別れてから10年以上経った今も腐れ縁状態が続いていた。そんな2人が、それぞれの立場から同じ刑事事件を担当することになり……。

本作の内容について、坂元は「阿部サダヲさんと松たか子さん演じる離れられない2人の話です。詳しく言うと、離れられないの前に離れたいけどが付きます。離れたいけど離れられない2人の話です。好きじゃないけど好きだったり、好きだけど好きじゃないだったりもします。ラブストーリーだけどラブストーリーじゃない、サスペンスだけどサスペンスじゃないドラマかもしれません。最高だ最低だ、最低だ最高だと思いながら観ていただけたら幸いです」とコメントした。

阿部は「まず松さんと共演できると聞いてすごくうれしくて、『台本読みました?』って連絡しました。僕はまだ読む前だったので『どうでした?』って聞いたら、『1回閉じました』っておっしゃっていたんですね。その後に僕も読んだんですけど……やっぱり1回閉じました(笑)。なんだろう……ちょっと多いな、文字がまぶしいなって(笑)」とエピソードを明かし、「でも、この会話の応酬って坂元さんの脚本の魅力ですよね。自分では言わない言い回しが出てきて、最初はどうなんだろうって思っていても実際に言ってみると面白いんです!」と話す。

松も「阿部さんともお話したんですけど、最初に台本を読んだ時、とてもセリフが多くて……1回閉じました(笑)」と述べつつ、「坂元さんはドラマを作る時に、“これってストーリーに必要なのかな?”って思うような人間の側面まで書かれる方なんです。人への愛情がとても深いのか、ものすごい観察眼で人を見てらっしゃるのか。坂元さん自身は本当のところ、どういうことを思って書いてらっしゃるのか知りたいような、知りたくないような……(笑)。この作品にもちょっとおかしな……というか、とても変わった人がたくさん出てくるんですけど(笑)、普通に生活している人たちの中にも結構いるのかもしれないと思って、生々しい話かもしれないなと感じました」と坂元の脚本の魅力を語った。

阿部サダヲ コメント

僕、女優さんの中では松さんとの共演が一番多いかもしれないくらい、ご一緒させていただく機会が多いんですよ。なので、今回もまず松さんと共演できると聞いてすごくうれしくて、「台本読みました?」って連絡しました。僕はまだ読む前だったので「どうでした?」って聞いたら、「1回閉じました」っておっしゃっていたんですね。その後に僕も読んだんですけど……やっぱり1回閉じました(笑)。なんだろう……ちょっと多いな、文字がまぶしいなって(笑)。でも、この会話の応酬って坂元さんの脚本の魅力ですよね。自分では言わない言い回しが出てきて、最初はどうなんだろうって思っていても実際に言ってみると面白いんです!

とはいえ、ここまでのセリフ量の掛け合いとなると、あまり知らない方とだとなかなか難しいので、本当に松さんとできてよかったなと思います。セリフ合わせもしてくださるし、本番で僕が急に言ったことも全部受け止めてくれるし、僕がセリフを変えちゃってもそれに合わせてくれる……本当にありがたいです。そんな松さんとの役者としての相性……僕は100%だと思っています。もし今、松さんに100%じゃないって言われたら……どうしよう(笑)。

僕が演じる直、松さんが演じる円をはじめ、この作品には、普通の人が出てきません(笑)。みんな一見普通に見えるんだけど、“なんだ、この人!?”っていうキャラクターばかりで面白いんです。

僕自身、検事の役が初めてだったので、勉強のために松さんも出ていらっしゃる「HERO」を見ました(笑)。あと、こういう大人の難しい恋といいますか、一筋縄でいかない恋愛ものをやったことがなかったので、すごく新鮮でした。ヒリヒリするような男と女の掛け合いを見てほしいですね。

松たか子 コメント

阿部さんともお話したんですけど、最初に台本を読んだ時、とてもセリフが多くて……1回閉じました(笑)。坂元さんはドラマを作る時に、“これってストーリーに必要なのかな?”って思うような人間の側面まで書かれる方なんです。人への愛情がとても深いのか、ものすごい観察眼で人を見てらっしゃるのか。坂元さん自身は本当のところ、どういうことを思って書いてらっしゃるのか知りたいような、知りたくないような……(笑)。この作品にもちょっとおかしな……というか、とても変わった人がたくさん出てくるんですけど(笑)、普通に生活している人たちの中にも結構いるのかもしれないと思って、生々しい話かもしれないなと感じました。

役者としての阿部さんとの相性……、私は阿部さんにとって100%でありたいと思っています。そうありたいと思わせてくださる俳優さんなんですよ。ご本人にもお伝えしたんですけど、二人だけの長いシーンでも「阿部さんとだからできたんだ!」と思いました。

以前に坂元さんのドラマ「カルテット」に出させていただいた時もそうだったんですけど、私は特に意識していなかったところを、視聴者の皆さんが深読みして「あそこにあれが映っているから……」とか、いろいろな意見を出し合って盛り上がってくださったんです。今回もそういうふうに、思ってもなかった見方をしてくださる作品になるのか……私も楽しみにしています!どうぞドキドキしながらご覧下さいませ。

坂元裕二 コメント

阿部サダヲさんと松たか子さん演じる離れられない2人の話です。詳しく言うと、離れられないの前に離れたいけどが付きます。離れたいけど離れられない2人の話です。好きじゃないけど好きだったり、好きだけど好きじゃないだったりもします。ラブストーリーだけどラブストーリーじゃない、サスペンスだけどサスペンスじゃないドラマかもしれません。最高だ最低だ、最低だ最高だと思いながら観ていただけたら幸いです。

月川翔 コメント

阿部サダヲさん演じる検察官と、松たか子さん演じる弁護士。離れたそうで離れられない2人を、まるで2人で1つの人格であるかのように感じながら演出していきました。お二人の達者な芝居に感嘆し、念願の[坂元裕二脚本]を監督できた幸運を噛みしめつつ。このご時世に新作ドラマをお届けできることを嬉しく思っております。

中川慎子(プロデューサー、テレビ朝日)コメント

2010年に坂元裕二さんを訪ねて以来、「テレ朝でオリジナルドラマを!」という10年越しの夢が、今回ついに叶いました。“40歳を過ぎても、まだまだ生きづらい”そんな不器用で愛すべき40代の元恋人たちを、阿部サダヲさんと松たか子さんという最高の組み合わせでお届けできる幸せ。

さらに、大人の恋とサスペンスを見事に映像化してくださった月川翔監督。

坂元さんが紡いだ物語を起点に、キャスト・スタッフともに、テレビドラマの枠にとらわれない素晴らしい才能が結集してくださって誕生した今作。どうかご覧ください。

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磯田勉 @isopie_

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