木ノ下歌舞伎「三人吉三」が全公演中止に

木ノ下歌舞伎「三人吉三」の公演中止が決定した。

中止の対象となるのは、5月末から6月にかけて東京・東京芸術劇場 プレイハウス、長野・まつもと市民芸術館で行われる予定だった全公演。木ノ下歌舞伎の公式サイトには「新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンラインでの稽古等を実施し、上演に向けて準備を進めて参りましたが、政府より発令された緊急事態宣言の延長を受け、東京・松本での全公演をやむなく中止させていただくことになりました」と、中止に至った経緯が記載されている。

東京公演チケットの払い戻し方法は、東京芸術劇場の公式サイトで確認を。長野公演のチケット払い戻しについては追ってアナウンスされる。

2014年にKYOTO EXPERIMENTで初演された木ノ下歌舞伎「三人吉三」は、木ノ下裕一が監修・補綴、杉原邦生が演出・美術を手がける作品。翌2015年には、東京芸術劇場が若手演劇団体と提携して行う芸劇eyes公演として東京芸術劇場 シアターウエストに登場し、読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされた。今回の上演版には、内田朝陽、大鶴佐助、千葉冴太らが出演予定だった。