男性同士の恋が愛に変わるまでの30年、serial number「すこたん！」

serial number「すこたん！」が、6月18日から28日まで東京のザ・ポケットにて上演される。

serial numberは、風琴工房を前身に2018年から劇作・演出家の詩森ろばと俳優・田島亮の二人体制で活動している演劇ユニット。これまでserial numberではセクシャリティ、福祉、マイナースポーツ、金融など、現代とリンクするテーマを扱ってきた。詩森が作・演出を担う最新作「すこたん！」では、同性愛や性的マイノリティである人たちの生き方支援を行う「すこたんソーシャルサービス」創始者の男性2人に焦点を当てる。

物語の舞台は、伊藤悟（サトル）と簗瀬竜太（リュウタ）がゲイの支援団体「すこたんソーシャルサービス」（設立当時は「すこたん企画」）を立ち上げてから30年となる節目のパーティ。さまざまな困難を乗り越えて継続してきた日々を祝うと共に、その日はサトルとリュウタに代わる新しい代表の2人が発表され……。

劇中では、サトルとリュウタの恋が愛に変わるまでの30年の物語が展開する。1994年のサトルとリュウタを田島亮と鈴木勝大が、2020年の2人を杉木隆幸、根津茂尚が演じる。そのほかの出演者には井上裕朗、大内真智、酒巻誉洋、佐野功、藤尾勘太郎、 若林健吾、中西晶、辻井彰太、河野賢治、吉田晴登が名を連ねた。チケットの一般発売は4月12日10:00にスタート。