「安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI」が3月20日に東京・劇場MOMOで開幕した。
本公演は、タイの作・演出家ニコン・セタンの2007年初演作「Rai Phamnak」をもとに、セタンと
セタンは開幕に際し、「この世界に満ちている精霊たちの声に耳を傾けましょう。彼らがみな安らかな眠りにつけるように」とコメント。また、坂手は作品について「死者たちが戦争について会話するこの劇が、アジアの演劇人である私たちを、時を越えて繋いでいるように思えてならない」と語った。
出演者はタイの俳優SAIFAH TANTHANA、SHOGO TANIKAWA、JIRAWAT CHARNCHEAW、VARATTHA TONGYOOのほか、中山マリ、猪熊恒和、荻野貴継、樋尾麻衣子、渡部彩萌、武山尚史、高瀬大貴。3月23日から26日までの19:00開演回にはアフタートークが行われる予定だ。公演は29日まで。
ニコン・セタン コメント
ヤスクニという名前を報道で見聞きしたのは、ずいぶん前のことでした。
何故、何が起きたのだろうか。戦争? 命? 怒り? 喪失? 政治? 愛? 憎しみ? 許し? 死?
その神社を訪れると、キラキラと輝く神聖な空気を感じます。
この世界に満ちている精霊たちの声に耳を傾けましょう。
彼らがみな安らかな眠りにつけるように。
坂手洋二コメント
靖国神社に行かずさまよう日本兵の霊たちと、現在のタイの若者たちが出会う「YASUKUNI」の存在を知り、上演に向けて動こうと決めた。死者たちが戦争について会話するこの劇が、アジアの演劇人である私たちを、時を越えて繋いでいるように思えてならない。
日本×タイ 共同制作「安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI」
2020年3月20日(金・祝)~29日(日)
東京都 劇場MOMO
作:ニコン・セタン
翻訳:千徳美穂
演出:ニコン・セタン、
出演:SAIFAH TANTHANA、SHOGO TANIKAWA、JIRAWAT CHARNCHEAW、VARATTHA TONGYOO、中山マリ、猪熊恒和、荻野貴継、樋尾麻衣子、渡部彩萌、武山尚史、高瀬大貴
燐光群/(有)グッドフェローズ @rinkogun
【公演レポート】アジアの演劇人を時を越えてつなぐ、日本×タイ「安らかな眠りを~」開幕(コメントあり) https://t.co/wJjKo93XuE