“不良×太宰×演劇”田上パル「Q学」9都市ツアーの最終地・東京へ

田上パル「Q学」が、昨日3月19日に東京・こまばアゴラ劇場で開幕した。

本作は、福岡・北九州芸術劇場が主催する企画「北九州芸術工業地帯2015」の1演目として、2015年に福岡・東筑紫学園高等学校の生徒たちと田上豊により創作された作品。何度も上演を重ねてきた本作は、昨年から今年にかけて全国ツアーを行っており、東京はそのツアー最終地となる。

“不良×太宰×演劇”を掲げる本作では、高校の表現選択科目“演劇”の授業が描かれる。この授業を選択した生徒たちは、ひと癖もふた癖もある問題児ばかり。自称演劇人の非常勤講師による、やる気のない“演劇”の授業は不良の巣窟と化してしまうが、無気力と惰性の時間の連続は彼女たちの絆を深めていった。しかしある日、その授業を研究授業として発表することになってしまう。非常勤講師の提案で、「走れメロス」を題材に作品を作ることになるが……。本公演は3月31日まで。