「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリーSeason3」の稽古場写真が公開された。
4月1日から5月31日まで東京・IHIステージアラウンド東京にて上演される「Season3」では、トニー役を
開幕に向けて浦井は「IHIステージアラウンド東京でのウエストサイドはこれでラスト。1、2の想いもしっかり受け継ぎ、3ならではの座組にしていけたら」「柿澤勇人くんと一緒に、お互いのトニーを作りつつ、しっかり完走したいと思います」と意気込みを語り、柿澤も「新感覚のアトラクション的な要素のある劇場で不朽の名作を体感できるというのは今後もうないかもしれないので、遊びに来る感覚で劇場に足を運んでいただければと思います」と来場を呼びかけている。
1957年初演の「ウエスト・サイド・ストーリー」は、脚本をアーサー・ローレンツ、音楽をレナード・バーンスタイン、作詞をスティーブン・ソンドハイム、原案と初演時演出・振付をジェローム・ロビンスが手がけたミュージカル。なお「Season3」の上演に向けてナビ番組の放送も決定。3月18日25:28から25:58まで「2020年春!TBSが送る注目の映画&ミュージカル大解剖スペシャル!」が、28日16:00から16:30まで「ウエスト・サイド・ストーリーSeason3 開幕直前 SP」(仮)がTBSにて放送される。
※初出時、見出しに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
浦井健治 コメント
「ウエスト・サイド・ストーリー」は世界中で愛されているミュージカルの金字塔。戯曲のメッセージも普遍的です。楽曲も世界中の人が知っている名曲中の名曲。愛の素晴らしさをダイレクトに感じる作品だと思います。IHIステージアラウンド東京でのウエストサイドはこれでラスト。1、2の想いもしっかり受け継ぎ、3ならではの座組にしていけたら。貧困、人種差別といった厳しい状況で生き抜いていくためには、自分たちの生活は自らの手で守るしかないのが現実だった若者たち。だけど、トニーは、そこからは何も生まれないと感じグループから抜けた。争いからは何も生まれない。このメッセージを、いまの日本で上演することの意味として、とても強く感じます。柿澤勇人くんと一緒に、お互いのトニーを作りつつ、しっかり完走したいと思います。
柿澤勇人 コメント
「ウエスト・サイド・ストーリー」はミュージカル史のなかで、ミュージカルの普及に一役買ったパイオニア作品だと思います。年代が変わっても国が違っても十分心に突き刺さるテーマを含んでいます。このSeason3ではそれを体現できる役者が揃っています。とにかくみんなエネルギーを持っていて「やってやるぜ!」という気持ちが伝わってきます。稽古ではすでに全幕通したのですが、自分の弱いところや「もっとこうしたい」というところが見つかりました。まだ時間があるので、あとは回数を重ねてマリアやリフたちとディスカッションをして、ひとつひとつ丁寧に、さらに深めていければと思っています。新感覚のアトラクション的な要素のある劇場で不朽の名作を体感できるというのは今後もうないかもしれないので、遊びに来る感覚で劇場に足を運んでいただければと思います。
桜井玲香 コメント
日々稽古を重ね改めて、時代が移り変わっても色褪せること無い「ウエスト・サイド・ストーリー」が持つ魅力の深さを痛感し、マリアを演じられる喜びを感じています。
来日版、Season1、2と多くの人が繋げてくれた、「ウエスト・サイド・ストーリー」を全力で走り切りたいと思います。
伊原六花 コメント
世界中で愛され、必要とされてきた名作にマリア役で参加させていただけること、本当に幸せです。
稽古で皆さんの熱量と作品の深さに発見と勉強の毎日です。知れば知るほど、どの時代にも共通する愛の形が詰まっている気がして、演じる側も観る側も心の深いところに突き刺さる作品だと思います。
私が感じた全てを観てくださる方に伝えられるように全力で頑張ります!
ソニン コメント
このミュージカルの名作である「ウエスト・サイド・ストーリー」の一員である事が光栄ですし、キャスト1人1人の労力がこの大作を作り上げていることを強く感じる稽古の毎日です。まだまだ稽古で埋めなくてはいけない所が沢山ありますので、1ミリも気を抜かず最後まで精進して自分らしい深いアニータにしたいと思います! シーズンの最終だからこそ作り上げられる世界をお届けできるように一丸となって残りも頑張ります。
夢咲ねね コメント
昨年から続きます、この「ウエスト・サイド・ストーリー」という沢山の方に愛され、歴史のある作品にファイナルシーズンとして参加させて頂いていることに毎日心も身体も震えています。Season1、2と経験されている方も多く、毎回の稽古で支え導いていただいています。まだまだ日数が経っておらず身体に馴染むまで歯がゆい思いをしておりますが、初日の幕が開くことを待って下さっているお客様に楽しんでいただけるよう、日々稽古に励みたいと思っています。どうか、温かくお見守りください。
加藤和樹 コメント
稽古を重ねてきて、ますますこの「ウエスト・サイド・ストーリー」の世界観に惹かれています。演出のフリオが「ダンスも言葉なんだ」と我々に伝えてくれました。ただみんなで合わせて踊るのではなく、作品で伝えたい想い、役それぞれが抱えている想いをダンスに乗せて伝えなければならないと改めて強く感じました。まだまだ未完成ですが、進むべき道は見えているので、皆で一丸となって今よりももっと、もっと前に進んで行きたいと思います。
木村達成 コメント
リフとして舞台上で生きていることや、ジェッツのメンバーと過ごす時間が今では当たり前になっています。そんな中でお芝居を一緒にできること、一緒にシャークスと戦える事、この作品を作れる事がとても幸せです。感謝の気持ちを「ウエスト・サイド・ストーリー」で爆発させたいと思います。
そしてこの世界観に触れた事で役者として成長し、またこのメンバーに会ったときに尊敬されるような人としていられるように、毎日精進していきたいと思います。劇場でお待ちしております。
Oguri コメント
何も知らずに映画を見ていた時はなんとなく「トニーとマリアの愛を阻む人」とうイメージだったベルナルド。でも稽古を通してベルナルドなりの強い正義と愛がちゃんと存在しているんだと知りました。そしてダンスの一つ一つに込められた強いメッセージ。こんなにも細部までこだわり抜かれた素晴らしい作品だからこそ大事に大事に向き合って、自分にしか作れないベルナルドを演じたいと思っております!
有澤樟太郎 コメント
ベルナルド役を演じます有澤樟太郎です。今絶賛稽古中なのですが、エネルギッシュで画期的なとてもいい現場です。稽古初日前の緊張が嘘のような日々新しい刺激をもらって臨んでいます。Season3でまた演者が変わることによって、違う良さ、化学反応が出せるよう日々研究し楽しんでいます。本番が近づくにつれて皆様に早く観ていただきたい気持ちでいっぱいです。作品が持つエネルギー、言葉の重み。僕たちが演じる全てを届けられるよう精一杯頑張ります。是非劇場でお会いしましょう。
「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3」
2020年4月1日(水)~5月31日(日)
東京都 IHIステージアラウンド東京
原案・初演時演出・振付:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ローレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
ステージアラウンド版オリジナルスタッフ
演出:デイヴィッド・セイント
振付リステージング:フリオ・モンヘ
日本語上演版STAFF
翻訳・訳詞:竜真知子
演出補:フリオ・モンヘ
キャスト
トニー:
マリア:
アニータ:
リフ:
ベルナルド:Oguri、
シュランク:
クラプキ:
グラッドハンド:
ドク:
ほか
※2020年4月1日追記:4月1日(水)から12日(日)までの公演は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
関連記事
ステージナタリー @stage_natalie
【関連記事】「WSS」Season3稽古場で、浦井健治「3ならではの座組にしていけたら」
https://t.co/QQR20iIGT2