作・演出を
伊東は上演に際し「世の中は、今も昔も『物語』に満ちています。資本主義経済がもうひとつの物語であり、国の歴史が物語ならば、家族の歴史も物語です。もちろん自分の経験も物語であり、フィクションという物語もあります。大切なのは、忘れてはならないのは、物語はいつだって、自分で選べるということだと思います。『当たり前』をひっぺがし、コンプライアンスをぶち破り、魂をそっと預けられる物語を、ずっと探していたいのです。それは、私も知らない、いつかの私の物語です」とコメントしている。
なお本公演は、若い才能の発掘と育成を目指す企画「マグカルシアター」参加作品にラインナップされている。
伊東翼コメント
桑田佳祐(サザンオールスターズ)が大好きです。家事をする気力がなくなったとき、もうお風呂にすら入れそうもないとき、雨に濡れた食パンのように惨めな気持ちのとき、桑田さんの曲を聴くと「そうだそうだ、この世界はがんばるに値(あたい)する場所だった」と思い出せます。それはまるで、小舟が真夜中にどこかに流されてしまわぬように、ロープで繋いでおくための柱(海の男が遠い目で足をのせるあの柱)のようなものかもしれません。
世の中は、今も昔も「物語」に満ちています。資本主義経済がもうひとつの物語であり、国の歴史が物語ならば、家族の歴史も物語です。もちろん自分の経験も物語であり、フィクションという物語もあります。大切なのは、忘れてはならないのは、物語はいつだって、自分で選べるということだと思います。「当たり前」をひっぺがし、コンプライアンスをぶち破り、魂をそっと預けられる物語を、ずっと探していたいのです。それは、私も知らない、いつかの私の物語です。
天ぷら銀河「愛の夕暮れ、牛耳るフィクション!」
2020年4月16日(木)~19日(日)
神奈川県 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI
作・演出:
出演:
※2020年4月11日追記:本公演は新型コロナウイルスの影響で延期になりました。
ステージナタリー @stage_natalie
少女の夢はいつまで眠るのか、天ぷら銀河「愛の夕暮れ、牛耳るフィクション!」(コメントあり)
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