「かがみ まど とびら」が5月3日から6日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホール、9・10日に同・吉川市民交流センターおあしす 多目的ホールにて上演される。
上演に際し、藤田は「いま、ありとあらゆる目に見えない線が、たとえばわたしとあなたのあいだにも複雑に張りめぐらされている。そしてその線という線は、それぞれあっちとこっちの境界になってしまっている。でもおもうのだ、そもそもさいしょは境界なんてなかったのではないか」「かがみのなか。まどのそと。とびらのむこう。わたしたちは生まれてからここまで、なんどくりかえして、辿りついただろう」とコメントしている。
音楽を
藤田貴大コメント
いま、ありとあらゆる目に見えない線が、たとえばわたしとあなたのあいだにも複雑に張りめぐらされている。そしてその線という線は、それぞれあっちとこっちの境界になってしまっている。でもおもうのだ、そもそもさいしょは境界なんてなかったのではないか。生まれたばかりのあのころ、まだ見ぬ向こうがわを想像してはわくわくしていた。線は、さいしょは境界ではなかった。けれども線は、やがて面となって、そして立体が構成されていく。そこには内と外があるのだと知る。かがみのなか。まどのそと。とびらのむこう。わたしたちは生まれてからここまで、なんどくりかえして、辿りついただろう。きょうもまた内から外へ。ここまで足を運ぶことができたから、こうして待ち合わせることができた。
「かがみ まど とびら」
2020年5月3日(日・祝)~6日(水・振休)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
2020年5月9日(土)・10日(日)
埼玉県 吉川市民交流センターおあしす 多目的ホール
作・演出:
音楽:
衣装:suzuki takayuki
出演:伊野香織、
※2020年4月1日追記:新型コロナウィルスの影響で、彩の国さいたま芸術劇場での公演は11月に延期、吉川市民交流センターおあしすでの公演は中止になりました。
関連記事
彩の国さいたま芸術劇場<演劇> @Play_SAF
“境界線”に注目した、藤田貴大の子供から大人まで一緒に楽しむ演劇第2弾(コメントあり) https://t.co/8ZHqK97l53