闇に光を当てる、寺山修司の「盲人書簡」を植村真が演出

「盲人書簡 2020」が4月25・26日に東京・スタジオ空洞にて上演される。

本作は、寺山修司の「盲人書簡（上海篇）」を植村真の演出で立ち上げるもの。「盲人書簡（上海篇）」は観客がマッチを擦って闇の中の演者を観るという実験的趣向に富んだ作品だが、本公演では“舞台の闇”と、国や障害の有無などさまざまな違いを見えなくしている“現代社会における闇”に焦点を当てて描き出す。

席数は各回30席。出演者には若尾颯太、野崎詩乃、石原朋香、上野晃一、竹平まりの、茶谷堂の山本大介、鮭スペアレの上埜すみれ、劇想からまわりえっちゃんの中村猿人が名を連ねた。