「往転(オウテン)」が、去る2月20日に東京・本多劇場で開幕した。
劇中では、横転事故を起こしたバスに乗り合わせた人々の、事故前と事故後の物語が交錯しながら展開していく。桑原は初演時と時代の違いを振り返りつつ、「今は、人が人の失敗や挫折に対して敏感に反応している時代で、人生につまずくことをそれぞれに恐れている気配を感じます。だから、そんなことで心が疲れてる人にこの作品を見てほしいです。つまずいたり、道を逸れたり、転んだりしても、そこからまた生きて往くことはできるのだと」とコメントした。
出演者には
桑原裕子コメント
「往転」開幕しました。改めてお客様と一緒にこの作品と向き合うと、初演の2011年とはまた大きく時代が変わっているのを感じます。あの頃は(執筆は震災が起きる前でしたが)全ての設定やセリフが震災のこととリンクするような感覚を受けました。今は、人が人の失敗や挫折に対して敏感に反応している時代で、人生につまずくことをそれぞれに恐れている気配を感じます。だから、そんなことで心が疲れてる人にこの作品を見てほしいです。つまずいたり、道を逸れたり、転んだりしても、そこからまた生きて往くことはできるのだと。
どうぞよろしくお願いいたします。
KAKUTA presents Monkey Biz #1「往転(オウテン)」
2020年2月20日(木)~3月1日(日)
東京都 本多劇場
作・演出:
出演:
bar piromi @bar_piromi
【公演レポート】つまずき転んでも“生きて往く”、KAKUTA桑原裕子が時代映す「往転」(コメントあり) https://t.co/daMmi2fyHw