“不在”を浮かび上がらせ現代を映す、堀夏子演出「トウキョウノート」開幕

堀夏子構成・演出による「トウキョウノート」が、昨日12月24日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。

青年団若手自主企画 堀企画として上演される本作は、平田オリザの「東京ノート」を解体して再構築するもの。出演者には近藤強、佐山和泉、永山由里恵、坊薗初菜、佐藤岳、矢野昌幸、北村美岬が名を連ねている。

本作について堀は、「1995年に岸田國士戯曲賞を受賞した青年団の代表作『東京ノート』を解体・再構築し、『トウキョウノート』とタイトルを変え、上演いたします。『東京ノート』の中から戦争と死を抽出し、同時多発で聞こえて来なかった台詞や登場しない人物達にフォーカスをあて、『不在』を浮かび上がらせます。出演者7名による、今の時代を表した全く新しい『トウキョウノート』をぜひご覧ください」とコメントしている。上演時間は約1時間10分で、公演は12月29日まで。